deadman

最後の「名古屋系」deadman。迫力の演奏と迫真の表現性を持った素敵バンド。マニア好みの楽曲・パフォーマンスと演奏力で、ヴィジュアルの中では同業者にも熱烈な信者(代表:人格ラヂオのヴォーカル)の存在するシブ好みな実力派。ダークな陰気くささがポイントではある訳だけど、指差して笑っちゃっていいような、コミカルにホラーな感じがナイス。
ファンからは「ネ申」と呼ばれる眞呼様(様付け必須)の、曲によって表情がくるくると変わる多彩な表現力は業界最高峰。演劇、映像作品を見ているかのような見事なパフォーマーであります。
このバンドはノーマルミュージシャンのお兄さん達3人+ものすごいヴィジュアル系パフォーマー1人、という構成になっておりまして、音もパフォーマンスもハイクオリティ、なかなかよいですよ。純粋に音楽としてライヴはヴィジュアル離れした手応えある音を出すので、それだけでも素晴らしいことです。敢えてのV系ってとこでしょうか。
アルバムin the direction of sunrise and night lightは会心の名作。マキシのもゆがんだ世界がお気に入り。
リスナーの音楽嗜好によっては音源を先に手に取ると、ちょっとあのライヴのもの凄い雰囲気が伝わりにくい感なきにしもあらずですから、ここはやっぱりライヴを観て、あの独特の雰囲気を体感して欲しいものでした。ここにきて最近やたらめったら盛り上がるようになってきたので、ますます今後を楽しみにしたいdeadmanでしたが、2006年5月23日をもってとりあえず活動休止。DVDが発売されております。(購入はオフィシャルサイトまで!)
ギタリストaie氏の、眞呼様でなかったら完全に食い尽くされているであろう激しいコーラスも名物となっております。(この二人は声質がとても似ているので、聴いていて大変気持ちが良い。)あと、この人はヅラです。徹底的に。騙されないように気を付けましょう。
【Lastedit:2007/04/08】

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in the direction of sunrise and night light

in the direction of sunrise and night light
(2005/12/14 OUT)

1. star baby
2. rip roll soil
3. raison d'etre
4. when the saints
           go marching in
5. asthenia cause for sorrow
6. additional cause for sorrow
7. follow the night light
8. fragile sandy
9. dim quiet
10. grand ground
11. this day this rain

視聴

派手な感情の起伏じゃない。壊れた笑顔。静かに激しく、静かに悲しく、静かにやさしく、静かに狂っている。
全体的に流れるこの空気感が好きだ。
淡々と時間は流れていくけど、心の中にはいつも苦しみを隠している。
ファニーだけどどことなくシック。淡々とした狂気。ロウなのに激しい。
後ろ手に悲劇を握りしめている優しい笑顔。
相反する空気が混じりあい続ける。
この悲しくて優しい空気感が独特で、とても落ち着くし、居心地が良い。

これはフィクション、作りものだが、人の理想や虚栄ではない。
醜いところまでリアルだからこそ、逆にこの感情も綺麗さも本物。

これ、すごいなぁ…。このアルバムは凄いわ。
deadmanのdeadmanたる存在理由を決して崩す事は無い。それなのに
なにより音が、ビタイチ文句言わせぬ「音楽」だと思って。
あんまりこういう事言うのって嫌なんだけど。
めったなことじゃあ、ここまで絶賛しないよ。誉めないよ私は。それで、これを大絶賛。それくらい、この雰囲気は、凄い。

この音と、この空気を作り出せる
deadman好きでよかったって思うな。2005年から一枚選ぶとしたらこれを名盤にします。
deadmanの音源作品で、これだけちゃんと聴きこんでて飽きてないのも初めてであります。

follow the night lightは、淋しく切ない空気を湛えながら、深く穏やかで優しい。
同梱のDVD、眞呼様、美しい。なによりこれは良い曲だ。

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【Update:2006/05/09】

701125+2

701125+2
(2005/06/08 OUT)

1.25
2.god
3.blut
4.blue berry
5.kafka
6.family
7.moniz
8.sons of star fucker

過去作品のアレンジ違い701126会場限定発売+カフカ+モーニス。Takamasa最後の収録作品。
えー、なんか書こうとして聴いてみても、結局特にコメントも思いつかない一枚。はっと気付くとCD終わってます、みたいな。
限定シングルで出たカフカ・モーニスは好きだったんですけどねー。何だろうねえ。打ち消しあってるんだろうねえ。
正直、昔のアレンジの方が好きなのよね、とか簡単に言われちゃう。かわいそうに。
blutよりbloodが好きです、とか。あとblutのイントロは、Janne Da ArcのLadyです。
個人的にfamilyが好きです。でも配付盤のほうのアレンジが好きです。ライヴの、family+lunch boxのコンボが凄く好きだったんだよねぇ。
ああ、sons of star fuckerが出るくらいで、そろそろ大変なライヴになってきたぞ、ちゅードキドキ感が素敵。
結局ライヴが良いみたいです。

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【Update:2006/01/14】

聖者ノ行進

聖者ノ行進
(2005/03/09 OUT)

1.this day.this rain.
2.聖者ノ行進

なんか、CDのことは置いておいて…。ライヴで売ってたDVDが、変だ…。
聖者ノ行進自体は爽やか系の王道ハマってしまってるんですが、
配布のPVとライヴ演出の印象が強すぎて…。
トイレ閉まらない閉まらないよ!
開いて、閉じる!
それが愉快な思い出となっております。
アレンジ的には、in the direction〜の方が好きです。ゴメン。

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【Update:2005/10/14】

℃ (ディグリーズ・センティグレード)

1.degreeds centigrade
2.monster tree
3.maze room
4.体温

(2004/10/06 OUT)
deadmanの中では、これは素敵だと思う一枚。
deadmanって実はあーんまりCDでは聴かないんだけど…、これはアリだなぁと。ここ最近の中ではピカイチな仕上がりで良いですね。
maze roomやらmonster treeやらのシックかつヘンなとこがツボ。ここらへんの匙加減がdeadmanのキモだと思いますねぇ。
爽やか系ならディグリース・センティグレードが一番良いと思う。
体温は格別な世界であります。しんみり。ほろり。深く突き刺さる良い曲です。
「…を超えた!」と言う表現が似合う。
そして、前任ベース脱退のラストを飾ったあの時を思い出して、さみしいやら、無駄におかしいやら…

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【Update:2005/11/18】

雨降りの向日葵

雨降りの向日葵
(2003/10/11 OUT)

1.雨降りの悪い夢
2.faith head
3.向日葵

向日葵が大好き。
死人曲で多分一位二位を争うんじゃないかと思うくらいに向日葵が好きです。
これは大変陰気くさい曲ですが、サビのクリアな広がりと陰気臭さのハーモニーがどうにもたまらない。
ライヴで圧倒されてぼーっと見てます。これを一曲目にしてはじまるライヴが好きです。
deadmanらしさがある一曲です。

たまに聴くと雨降りの悪い夢もいいね。
ライヴのフロントライン3人の「白昼に降る雨〜…」のコーラスが大好きでした。ファァー

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【Update:2005/10/30】


no alternative


苦悩の中の耐え難い存在

quo vadisなんか聴いて、ああこれヴィジュアル系だとか思う人いるんだろうか?洋楽っぽい、じゃなくて、それ逆輸入バンドでしょ。私感覚で言えば和的なしなやかさとか中性的なとこがないからそんな感じなんだろうと。さすがだね。格好いい。ライヴじゃquo vadisの「3.2.1.Go!」であまりの決まりっぷりに倒れましたね。ふふっ・・・一歩先行くdeadmanて感じ。一曲目「苦悩の中の耐え難い存在」は辛口な「遅くないバラード」で、うーんdeadman・・・!て感じ。桜と雨とかの、もっとトゲトゲしたバージョン。まだライヴとかで変わる余地はあるだろうねぇ。色んな雰囲気を重ねていくんだろう。以後じっくりかみ締めます。2曲入り通販・会場売り1500本限定のデモテープ。DTの理由は、DTで音源出した事無いドラマーの興味本意と・・・、なんか旬のものをパッケージして出したかったそうで、聴けば聴くだけ劣化するのを見越して発売してみたらしい。客にとっては迷惑な話である。二曲とも新録されてno alternativeに入ってます。

【date:2002/07/11 edit:2004/10/14】

SiteOfScafFold

マイナーコードと不協和音がてんこもりな真性ダーク。ハードじゃなくてヘヴィ。重いです。かなり怖いです。狂いそうです。楽しいです。ギリギリネジを巻く音に子供の笑い声とか・・・ でも精神病的な夢のような暗さじゃない。もっと生生しい感じで。ポップでメジャーなのが趣味の人だったら耐えられんねこりゃ。フツーのロックっぽさとヴィ系っぽい要素がうまーく混じりあっているような感じ。どことなく洋楽っぽい感じもするし・・・。サラっと聴くと地味だけれど、あとからジワジワくる音源であります。
特に色別の亡い空虚とか心底陰気くさくて良いですね。桜と雨はダークバラードでしんきくさくも切なくて良い曲。ラストナンバーとして定着してしまったre:makeもその発狂っぷりが素敵。直下型ヘヴィ&ハードなラストsite of scaffoldにはドキドキ。
しかし言葉の使い方がホントにカッコイイです。歌詞読むだけでも価値アリ。私は眞呼様崇拝系ですわ。歌詞も歌い方も個性的だし何よりお綺麗でカリスマ的才能も溢れていらっしゃる。ヴォーカリストになる為に生まれてきたような方ですわホホホホ。
 ところで盤面のデザインがLOVE PSYCHEDELICOと全く同じなのが何故なのかとても気になる始末。変形紙パッケージは相変わらず嫌いです。何気にラルクのREALと同じサイズで隣に並べざるを得ないのが更に嫌な感じ。隣にはダミチルとSUGIZOがいます。どよーん。新宿ライカ特典のメッセージCDまで暗いです。眞呼さん何喋ってるんだか解りません!さすがだわdeadman!

【Update2002/01/26 edit:2004.9.25】

in media

アーティスト一個体として完成されてる。活動フィールドは「ヴィ系インディーズ」だけれど、むしろアンダーグラウンドと言った方が相応しいんじゃないか。あるひとつのテーマがあって、そこからストーリーを作って歌詩にしてるから、リスナーに投げかけたいモノも密。中身が詰まっているの。精神的な衝撃は何倍にも増幅されていく。
lunch box、カニバリズム、愛しい君を食べる?
in media、目の前にメディアと事実と狂気。
眞呼の描くストーリーは文字でなく一枚の情景。左脳で意味は理解できなくても、右脳に描き出される情景が感覚を動かしていく。アタマ使ってココロも使って、堪能する。ポーズではなく本質としてのゴシック。
パッと聴いてlunch boxの方が映えるし、この手のハードな曲が大好きなんだけれど、じっくり聴くとin mediaがかなり深くてじんわりとハマれる。ミドルで乗せられるバンドは強い。
ジャケット、誰がデザインしたの?っていうくらい素敵です。歌詞カード、兼オビってところが凄い。半分透けた盤面。デザイン的にストイックに透明を強調してる。こんなに目が醒めるようなスタイリッシュなデザインは久々に見たわね。
3000枚限定で、店頭には無い。in mediaはオムニバスアルバム「妖幻鏡」に収録されてるから、こっちのほうが買いやすいかもね。deadmanが好きだったら買ってソンするアルバムではない。

【Update:2002/08/06】

Subliminal effect

唯一ゆきの氏参加のDEADMAN作品。そのセンスが好きで良く聴いてるねぇ。共に個性的なひん曲がった曲を書くんだけど、ゆきのの曲はどこかしっとり、aieの曲はカラっとしてる。ちょっとkein要素含んでるかもしれない「Mirrars」と「Radical Garden」は、のちのdeadmanには無い要素で、ちょっともったいないかな。別にaieメインはaieメインでいいし、ゆきの氏はGULLETでいい曲書いていただければ良いのですけれど。
眞呼の詩がちょっと過剰に外タレな調子で、カサカサしてる。「このガタガタうるさい猿が!!」とか叫んでるとこ普通でない。「ブルーベジー」はkeinから持ってきたミドルバラード曲だけれど、圧倒される・・・。音源でなくてライヴで聴いて欲しい。ライヴで真価の発揮される絶品。
「701126」は半端にボーナストラック扱い?何故?ドライなaieのカラカラと砂埃巻き上げて突っ込んでいくような速い速い曲でマイナーだけどV系っぽいダークではないと。Blastにカヴァーされたあと更にライヴで進化してる様子。ところでタイトルの意味教えてください。私は知らない。
たかが4曲だけどかなり重たいシングルでした。良い。

【update:2002.8.6/edit:2002.9.2】


GALACTiKA ...「rip roll soil」「asthenia bullet stain」ライヴ映像収録DVD  .............. 商品情報詳細

★★★ deadman fan100の質問 (配布中)

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