「stylish wave -in the close dance」
positive floor
11/3 新宿リキッドルーム
■lab.
EX-ANSが元ネタ・・・というと、EX-ANSさんのフカフカでほよほよしてる音の感触が元ネタなのかしらと思ったら違ったらしい。むしろ人格のほうが私の想像したフカフカでほよほよ感覚に近い。
アンケートの設問に、「今の若い子達は知らないような古い音楽をやってるんですけれどあなた達付いてこれてないでしょうねアッハハハ」的な態度がありありと見えて、なんかはじめてそのバンドの音楽に触れるにあたって、今の若い子的にまずバカにされてるようでマイナス10点。「25歳以下の方への質問です。lab.の音楽は受け入れられそうですか?」・・・年の問題じゃないでしょーよ。25歳以下への心象悪いぞー。「25歳以上の方へ質問です。lab.の音楽はこのまま時代を逆行していっても良いと思いますか?」25歳以上への心象も悪い。それを敢えて聞く人のチャレンジ精神はちょっと好きだけど。奥底に潜む選民意識vs選民意識。
その時代の人じゃないので、ハイ。あのヴォーカルの人にたてついたところで鼻で笑われるだろうことはよーくわかってますわ。ごめんなさい。
で、結局自称19さいな人は、受け入れるもへったくれも無く、その態度にまず沈黙・・・という。ちょっと退屈。ヴォーカルが素敵でした。没個性な表現でしか説明できないけど、無難に手堅く個性的で。
ま、いいんじゃないですか?それはそれで。なんか自分が嫌っス。
■Schwarz Stein
打ち込みでマナ様プロデュースなエレガントゴシック衣装ユニット。音源で知っちゃうと、打ち込み一辺倒なだけにライヴで面白くないかも、のっぺりしちゃってるし・・・とか思った。ごめんなさいね。逆に言えば非常にキャッチー。
元気だ。kayaねーさん男っぷり!あんな派手なナリして、オカマちゃん喋りで、ヒラヒラ華麗に舞ってるのに、その強引な煽り!ある意味普通のヴィジュ煽りで強引に雄たけび煽る!hora氏も煽る!「かかってこーいヴォーォォォイッ!!」・・・すごーい。引きずり込まれます。
ライヴっていうか、なんだろー。ライヴのノリとファッションショウのノリがイケイケで合わさった感じ。多分。キラキラ!イケイケ!イケイケ!新鮮なノリである。
■ホタル
「強引なJanne Da Arc」がキャッチフレーズか?どこへ行ったか昭和歌謡ロック。何故このバンドのバンド名はホタルなのか?エビバディセイイェイ!見るたびにちょっとづつイメージ違うぞー。この男気!それはヴィジュアル系の衣装じゃないわ!さわやか〜
voice mag2読んでて思ったけど、かなりメッセージソングバンドなんだろーなー、と。まるで「音楽と人」に載りたいと思ってるヴィジュアル系みたい。「生きてください!」とか言われても、困っちゃう・・・。そんな、金八先生みたいな事言われても困っちゃう。三年B組に居たら、適度に話題にならないように器用に地味な暮らしをしつつ、金八熱血すぎでウゼェし、隣のクラスのカヤ先生いいなぁ♪とか思ってるタイプであろう私には、熱いメッセージソングもハートを素通りしてます。ごめんなさい。夢見がちなバンギャは別に人生訓示をライヴハウスに求めたりしない。
でも音、好きですのよね・・・。迫力あって。雰囲気もあって。ああ、これは良いなぁ〜、と。好きなテーマじゃないんだけど、でも絶対に好きな音です。ああ、それは私にとって対ムック状態。どーすりゃいいんだ・・・。ネタ度が減って完成度が出たことはバンドにとって前進だけど、好転かどうかは見る人次第。音は、好きなの、音は・・・
■人格ラヂオ
あー、なんかトイレに行きたい中学生のような動きをしてますね、ヴォーカル悠希。
線の細い音がちょっと物足りないかなー。普段は食とかネジマキ鳥とかがあると、こう、ちょっとヒネリが効いてる感じでグっとくるポイントなんだけど、なーんか、そういう普段のフックポイントも特に無く、なんか演奏してるなー、ぼけーっ・・・って感じ。だめだー今日はどうもおかしい。ごめんなさい。
花道で、ステージ中央に設置されたお立ち台で、人形をダブルで掴んで振り回しサイクロン悠希と化している図にちょびっと火がついた「お人形さん」。お客さんの様子もようやくポジティヴフロアになれたかなぁと。
MCが期待してたほど暴言でもなく、ギタリスト半ラヂオいぢめが期待したほどの暴行ではなく、なんだろーな。私は悠希にもっと暴れて欲しい!もっと!! って・・・一体人格に何を期待してるんだろう。あと溺愛のファン観察をしてみたかったが。
なんだかんだで、人格のいいとこで、ラストの、崩壊した街〜 は、圧巻でした。お見事。
■deadman
自分的に勢い無くなって来てるかもしれないわーと考えてみたり。雑念いっぱい入るからだろうか。何がどうなってこうなったのかしら。あの、盲目か雨降りか、やるならどっちかでいいんです。無くてもいい。ドリスとか蟻塚とか、色別とかを観て惚れてるタイプなので。う〜む・・・。あれ、ってことは私セットリストに負けたのかなぁ。re:makeって過去に比べて最近もっさりしてると思いません?演奏に・・・荒いとこ見えすぎちゃってるかしらー。引っかかるひとはやっぱり主にアレのひとなんですけど。
とか、ファンならではの鬱々としたトークをかましてみたりして。死人には心の透くような神っぷり希望。
今日のイベントは、大半の方が楽しかったようです。
は〜・・・
なんだかなー。たまにはリセットしたほうが、良いのだろうか。
期待しすぎて、期待がどんどん膨張してしまっているのではないか。
純粋に楽しいと思う瞬間が減ってる。
淡白だ。
好きだと思えても動けるほど好きになれない。
飽きてるのか。飽きてるんだろう。
それでも、期待に必ず応えてくれるバンドもきっと存在する筈だ、と思うのは、かつてあった「本命」意識を捨てられないから、か。
盲目愛でも良いので、自分を騙しているんでもそれはそれで良いので、飽きない純粋な楽しさを取り戻せたらいいのに。
バンギャ特有の「イタさ」を客観視しちゃってる時点で負けてるのね、きっと。
ヴァンパイアツアー、無事(?)終了いたしました。
参加者の皆様、おつかれさまでした。報告はまた後ほど。
No(1321)
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