ROUAGE

白と純粋の世界。神様の子供達が、人間のコドモに変わっていく過程。
穢れのない至純の世界から、汚いことも辛いこともたくさんの現実をそれでも至純に生きていく世界へ。
目覚めかける狭間の瞬間が一番綺麗だったのかなぁと思う。
きっかけは「胸に降る雨、胸に咲く花。」華でなく生きている花の脆さと強さが美しい。
【Update:2007/04/09】

Lab

Lab ROUAGE最後のアルバム。
神の子が人の子になった。
ROUAGEは、神様の子供達 純粋の象徴としての眩しい神の子、漠然とそんな感じのイメージが、あるんだけど
これは、ではなく
汚さも醜さも無知も幼稚も、そして無垢なところも、嫌なところ全てまとめて、コドモ。
幻想を描く世界じゃない。リアルに一歩近い。
ややパンキッシュとも言えるかな。従来作に比べたら随分とロックバンドしていて、作り込むんじゃなくて生音ゴリゴリ。
このアルバムで急にROUAGEが変わったんですね。
で、結局崩壊していきましたね。
今の、無邪気一至のキャラクターか。
だから、これはROUAGEらしさ、じゃあないけど。
ヴィジュアルとしてのROUAGEじゃあないけど、
いいアルバムだと思うな。
胸に降る雨、胸に咲く花は、本当にいい曲だと思います。
日々何をやってもダメで泣いてる人間だけど、自分なりに生きてこうか、と。
ライヴにはたくさん行きました。
ROUAGEの、最後も最後のステージでの、この曲はホントに素晴らしかった。
野音でやってた。曲中に雨が降ってきた。キラキラしてた。神様はいるわ、と思った。
瞳をあけてみる夢の、間奏のカッティング部分は、利華様の弦ブチキレ→利華様本体ブチキレ→ライヴ騒然、という恐怖事件を思い出しました。
それも懐かしい。ROUAGE好きだったなぁ。

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【Update:2005/11/08】

MIND

MIND メジャーセカンドアルバム「MIND」は「月」がテーマでしょうか。奇妙な世界。「Lunatic」の語源でもあるように月に人を狂わす魔力があることはよく知られていることと思います。「月蝕…」のインストで始まり、「月の素顔」、そして「…月光」で幕を閉じるこのアルバム。月の満ち欠けとともに曲は移り行く。インパクトのある日本語のタイトルが印象的。飼い猫、不眠症、うわのそら、皮膚の下で逢いましょう、さなぎ、アネモネ、食物連鎖、白い闇…作詞者・一至の物事を捉える視点はユニークです。「さなぎ」というものの捕らえ方、「飼い猫」の捕らえ方、「食物連鎖」の捕らえ方…。ありふれたモチーフを新たな視点で解釈しているところに、この作品の…ROUAGEの面白さはあるのでしょうね。彼の詩は歌詞であるけれど、作詞の過程では文学でありもするのかもしれません。
そんな世界観ですからとにかく変わった多いです。変な曲だらけです。普通によくあるタイプの曲だなって思うのは「白い闇」くらい。初期・中期ROUAGEには「白い闇」と言うコトバがとてもよく似合っていると思う。手アカのついていない純白の、闇。ROUAGEってそんなイメージ。
全てを優しく包み込む、優しい月の光「月の素顔」。実はシングルバージョンより一フレーズ多いのがポイント。「息を止め、耳塞ぎ、目を閉じても、心は…」ここ大事かも。ROUAGEのこういう高く深い曲は本当に良いです。
月に始まり月で終わる。自然の深みに突き放されたような「…月光」も、優しいだけじゃない月の素顔でしょうか。人の意思の及ばないところで月はいつも地球を眺めてる。

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【Update:2002.7.15】

BIBLE

BIBLE ROUAGEメジャー一作目。
聖書、BIBLEと言っても、旧約聖書の初めの10ページくらいの創世紀の神様のいる世界の、「光あれ!」とか叫んでるようなころのお話。まだ魂はヒトの形をなしていない、汚れ無きはじまりの世界。光があって闇もある、それが一枚に混じりあう。
俗世の日常感が入り込む余地無し。
Jesus phobiaは無垢でキレイだし、VICEや人間・失格はダーク&ハードで格好いい。
QueenはROUAGEを知るなら押さえておかないとね。
BIBLEの、思わず手を組みたくなるような真っ白で神聖なゆったりとしたナンバーはさすがROUAGEのお家芸。心が洗われますね…。
少々固めで取っ付きにくいかもしれませんが、雑然とした日常を忘れさせてくれます。

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【Update:2002.7.15】

肌色。

肌色。 夏の歌。どうかなりそうな暑さにぐだーっとしてる。能天気に高く輝く太陽。極彩色の眩暈。暑さでハイになっちゃうような、そんな好きな夏。神々しく繊細なROUAGEとしては、こんなにほうりっ放しの小学生の夏休みみたいな曲でいいのかよって、バンド内でも、ファンの間でも「あり得ない」といろいろ物議をかもしだした曲で、結局利華脱退からROUAGE崩壊をの引き金を引いた歌でもあったけれど。
でもなんだか好きね。思い出が愛しいのです。実際の夏の思い出が詰まってるんです。TALK EVENTの暑さとか眠さの中での視聴とか、SWIでの雨に濡れてキラキラ光る肌色。とか。楽しかったROUAGE FAN時代の思い出の歌です。イントロがギューンって流れるたびに皮膚が溶けてく感覚が蘇る。

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【Update:2002.9.2】

月の素顔

1997年、ROUAGE。表題は月の素顔だが
c/wの蜃気楼を愛してます。
電車の中でシャッフルで聴いててこれが流れてきて、存在を思い出して泣いた。
疾走系メロディアスという、90年代ヴィジュアルの王道。
「王道」という言葉の凡例に先ず第一に上げたい。
カルチャーのアカペラヴァージョンは、ただひたすら怖いだけですけどな。
(あれって何人分一至でしたっけ)

月の素顔はねぇ、あのねぇ荘厳静謐バラードだけど。
シングルバージョンとMINDの方とでなかなかイイ感じに違う。
息を止め耳塞ぎ目を閉じても鼻つまみ〜、アァアアァ〜♪
っていう替え歌が歌えるからMINDのなかに入ってたやつが好きです。最低。

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【2006/06/12(Mon) 06:42】

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