Gackt

MOON
こう、プロならではの確かな技術でバッチリ世界観を組み上げてくるとこがメジャークラスはたまらんわ。白いです。毒、ダークテイストのない白ですね。人間の感情の揺らめきを描く、深く抜けるようなセンチメンタルの白。ストーリーとかコンセプトをもりもり盛り込んでるんだろうなこの人。
今のGackt氏の芸能活動見てるとこの人はどこへ行くんだろうとか不安になるけど、歌は本業としてギャグかまさずに真剣に取り組んでますやね、と、なんだかほっとする。
バンドの音なんだけど、こりゃまたえらくキャッチーだね。聴きやすい。庶民が手にとってわかりやすく、かつ世界観もアレンジも凝ってて突っ込んで聴いててももの足りなさもない、という、最強のタイプかもしれません。ガクトめ芸能界にほだされやがって、とかいう怒りではない。もともとマリス時代からメロディアス志向な感じだし。Gackt節がちりばめられてるし、声が深くて上手いしね。安心するよね。あとはこういうのは回数聴いていて「飽きる」か「飽きない」かで後々聴き込むか捨ての一枚になるか、量りかねるところ。ちょっと私には作り込みすぎてるのが重たすぎるかもとか思いますが、どうなるのかしらね。

.............. 商品情報詳細
【date:2002/10/02】

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