Xie | La-vie
DuelJewel
plu'to
-プル−ト- | clavier-クラビア-



2004.7.10
Shibuya O-Crest


で、私は何の用事で何しに行ったんだろ!
「O-Crest」。O-EASTのついでに作ったようなミニマムな作りで。徒歩で五階?せっかく新宿リキッドルームの恐怖階段がこの世から消滅したと思ったのに!ヒドイ!オバンギャを殺すつもりっっ??
オサレ系祭りとの噂であったが、オサレ度が薄い順に登場。オサレとソフビのパラダイス、みたいな。
La-vieさんもヴィジュアルヴィジュアルって偏見まみれで余計な事言わなきゃいいのに。オモシロイから良いけど。
帰宅一択かと思われたクラビアのオサレっぷりが真面目で案外面白かった。



■Xie
「ロックバンド・サイです!」って自己紹介してたから、多分ロックバンドなんだろう。ヴォーカルがWyseのタクマみたいだった。頭の中でwyse… wyse… wyse… と唱えていた。いつになったらPlastic Monkeyみたいなのがはじまんのかなぁ、と思ってたけど…始まらなかった。盛り上がりどころは…?まぁロックバンドだし。ロックバンドだからヴィジュアルのようにわかりやすく煽ったりせんでも別の楽しさ方程式があるのであろう。特に悪いとこも無いのに客(最前)四人つーのが、ロックバンドの流行らなさを痛々しく感じてアレですねー。それはそれで聞き苦しくもないしうっとうしくもないしMCのフランクさもなんか笑えるし好きか嫌いかと言われたら、好きですって答えるんだけど。ネタではない。あくまでも暑苦しーロックバンド。美形どこ? 耽美はどこ?若さはどこ?
いつもこちらだけ自己紹介するのも何だからこの場にいるお前ら全員自己紹介しろとか言い出してPAに絡んだり常連に絡んだりしていたが、最終的にこの場にいる人間は全員「渡辺23歳趣味はプチトマトを植える事。」になれと仰りワタナベーと煽っていたロックバンド。ィアッ!でも割と好き。
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■La-vie
ロックバンドその2、ヴォーカルの声が誰かに似てるなぁ誰だろう、と暫く悩んでいたが、ありゃもう細部までバッチリTAKUIだ。御卓偉様っちゅーことは…。いい声だなこんちくしょー。(あ、でもむしろそれこそWyseタクマかもと今思った。要するにそっち系だ)
客二列くらいか。他バンのお客さんがどっさりフロアに座りこんでいるところを見て「ヴィジュアルっていつもこうなの?」発言をかますヴォーカル氏には素で参った。すみませんねぇ、ヴィジュアルは、興味のない物体に対しては「無表情」「無感情」なんですよぉ。アプローチすればするだけ哀しいんじゃないかと思うんであまり触らない方が良いよお。
って、君らヴィジュアルじゃないのかよっっっ!!びじゅなびに載ってるんじゃないのかよっっ ロックユニット…、そうですか。よーしパパ、ノンヴィズに向かって咲いちゃうぞー!ワン、ツー、ヘイ、ヘイヘイ♪
まー俺らはいつもどおりやるんで、興味ない人は出てっていいから」と、使い古されたキメ台詞。懐かしい。いや、エントランス混んでるから中にいるだけだと思うんだけど。そこらへんで魂抜けたままステージを眺めてる子は。退出するために立たせられる程貴方の声が届いていれば、とっくにオールスタンディンッ
ノンヴィズがどこで何を拾ってきたのか、サビがどえらくラクリマ節だったりして面白かった。バラードはメロディがゴージャス過ぎて歌謡曲だったりとか。そーそーキーボードがいるんだよぉ。accessの浅倉氏が使ってたみたいなスタンディング仕様キーボード凄いね。
まぁこりゃ十分アリだ。対バンで当たったらいいなぁ、と。でもあちら様がもう「義理でも立ってノッてくれない失礼なヴィジュアル系の客なんか要らんわ」つってるようなので出会う事はないでショウ!僕たち私たちヴィジュアル!興味を惹かせられないバンドに対してはあくまでも失礼な態度をつきとおす音楽界の病巣ヘイヘイ!!
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そしてその後オフィシャル日記


■DuelJewel
このバンド音源が超好きでさー… … … えーと
うお!衣装がオサレ的!何故だ!北朝鮮の囚人服みたいな!どうしたんだ何故なんだDJッ!それでこの夏漆黒に出るつもりかDJッ!
何が起きたのか良くわから〜ん。気付いたら前の方でヘドバンガン振りしてたような記憶が。滅びの海の最中に、いい曲じゃのーオサレ衣装のくせにフフーと思っ… たついでに必死でヴォーカルのモノマネを会得しようと観察し、あとで披露したけどダメだった。つーか隼人氏はうみにんに似てると思う。アホなメンバー紹介も真面目にやるSUGIZO的イカレShun様素敵素敵狙わなきゃッ!ね・ら・わ・な・きゃっ バ・ン・ギャ・ル・だ・も・の!
変なコメント付けるとメケメケドールズ達に殺られそうだよ!ああっうみにんラヴッ
【SETLIST】ネバーブルー/ リンカネーションフロウ/ 少女/ 滅びの海に沈みゆくもの/ 蝕
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■plu'to-プル−ト-
メンバー紹介があまりにも激しくダサかった。感動した。わざわざあのダサさを追求してやっているのなら前衛的だ。
前評判は「Waive」っぽかったが、オサレとソフビの間くらい。なんか別に良くもまずくもなく今日一番どうでもいい感じ。
ドラムがかわいいわー。小さい松岡充。(ありゃー恐ろしいほどにアシナさんだ)あの子はぁ、かわいいねぇ。ヴォーカルはほぼすっぴんなのか電車に乗ってる男子高校生みたいだった。なんとも。
くるくる回っててファン楽しそうだった。
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■clavier-クラビア-
これをオサレ系といわずして何と言おうか、ハイ、コレがいわゆるオサレ系でーす!と言わんばかりのまさに堂々たるオサレ系ノリ!
我々にとってオサレ系つったら大抵は頭痛の原因にしかならないと考えられてるんですが、そうでもなかった様子。オサレならではのお遊戯状態には間違いないんだけど…。なーんか「一曲観たら帰るベ、オサレやし。」とやる気無く見てる客のハートをガッチリキャッチ。テンポが良いし、演奏も苦しくは無いし、楽曲にも無理がないみたい。
はー、オサレスタイルはオサレ系一ジャンルとして確立させたらこうなるのな、と感心しつつ…咲く。そして咲く。咲く咲く。咲きすぎ。逆ダイヘドバンから回転モッシュから…いろいろ。フロアも眩しいくらいのすんごい盛り上がりですねー。君達楽しそうですねー。
結局、「良く出来たオサレバンド」以外の何者でもないんだけど、オサレバンドが良く出来てるのを観ること自体が珍事なのであります。
とは言え、オサレスタイルの始祖にして完成形が故・バロックである以上、オリジナリティという広がりが無ければ、やればやるほど怜に近づいていくだけ、な気もするのだけど、京が清春を超えられない部分があるのと一緒かしら。つまりそんな事はどうでも良いのだ。今ここにある物が楽しきゃいいのだ。咲け!咲け!回れ回れ!あはははははーおもしろーい
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あーそうだ回転モッシュとか適当に名付けましたけど、
横移動したり回転したりしながら手を交互に上下に動かして飛び跳ねてるの、最近よく見るんですけど何ていう名前の行為なんですか?
クラビアを苦笑しながら眺めていたXieのBassが、煽り曲で客が咲きまくり飛びまくりしているあたりで悲しそうな表情に変わっていった、という話を聞いた。
あー、だからねロックバンドは例えるなら「いい肉を使った普通のハンバーグ」なのよ。
オサレは「ありふれた肉を使ってチーズだのシソだのキノコだののトッピングとアレンジを加えて派手に仕上げた普通のハンバーグ」。
まずい肉使ってハンバーグなんて作ってんじゃねーよこのヴィジュアル系」→「どうして俺達の方がイイ肉使ってるのに客が居ないんだ!」みたいなXieBassの苦悩を勝手に想像しちゃって半泣き半笑いって感じだね、とハンバーグ屋で固い肉を食らいながら思いましたとさ。


【edit:2004.7.11】

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