11/28 JILS 東京キネマ倶楽部。2Daysの一日目。行く事を内緒にしたくなる。幸也ヲタっぽくて恥ずかしいから。 少ないキャパシティの奪い合いSOLD OUTだった。しかし何故か私の元に舞い降りた一枚のチケット。何故か回ってくるんだ…。 ええ実際幸也ヲタですが!しかも中途半端な!とても中途半端な幸也ヲタです!フンっ まーなんだか毎度お馴染みの配布戦略と言おうか、プレゼントみたいなどうでもいいステッカーの配布があるのはいつもの事ですが毎度のことなので既にどうでもいい。 あーなんかもうヴィジュアル系じゃないってば。JILSこそヴィジュ!て言う人いっぱいな感じがするんだけれど、これのどこがヴィジュアル系のノリなんだか。なんか別のジャンルの人達のノリだと思う。吉川晃司とか。ガンノリで一緒にガンガン歌ってバッサバッサ手せんすする。 しょーもないギターにしょーもないベースだったりするんですけど、 リズムもピッチも全く…。ああ、全く取れないヴォーカルなんですけど、 針でつついたらパァン!ってするやもしれぬ近年最大級の豊作ヴォーカルだったりするんですけど、 別にそういうことはどうでもいいことであって、そういうことが気になる人は、あの場にはおりません。 あの場において、誰よりも、私が一番JILSがどうでもいい人間なんじゃないか? まず一番初めにあの場からつまみだされる人間なんじゃないか? と、先日クラブチッタのGIGの際、川崎駅まで行ったのにもかかわらず結局めんどくさくなってライヴに行かなかった、という前科持ちだったりする私は、思った。 皆、JILSが好きなんだねぇ。 「嫌いな奴はとっとこ帰れ」「好きじゃないなんて間違っても言わせない」そんな空気が、なんかどこが良いんだかよくわかんないんだけど、自分は好きで当たり前だわ!幸也兄さん好き!という錯覚を起こさせてしまうのであろう。う〜ん洗脳大会。 我々は、日々、藤田氏を冷やかして生きる、ただの「藤田幸也ウォッチャー」だったはずなのに、ひとたびライヴに踏み入れてしまったら最後、気づいたら勝手に「幸也ヲタ」にさせられてる。ここが恐ろしい幸也マジック。むしろ幸也ドラッグ。 経過はどうであれ、どんな種類の「好き」でも、最終的に客が好いてしまったら藤田氏の勝ちです。 くそーっ… きっと藤田氏の戦略に見事にハマってるに違いないわ。 例えるならば、夜のお仕事は美人・美形だけじゃ務まらない、そしてNo.1は大抵ルックス十人並である、という事実がとてもよく理解できる事象ですね。 東京キネマ倶楽部。造りがレトロな三階吹き抜けの天井の高いホール。雰囲気があって良いね。年末年始にかけてヴィジュアル系界で東京キネマが流行るだろうと藤田氏のお言葉。確かに。聴かせる系バンドなら絵になるライヴができそう。 「so white」で雪が降ったの。吹き抜けの高い天井を見上げると雪が。うわー・・・キレイだー・・・ 人がいる、雑踏の中に降る雪…。客の頭に降り積もる雪がリアルで素敵でした。500人規模だからこそ作れた空気である。 この規模のライヴでそんな特効打っちゃって流石。お値段張るんでしょうに・・・。 「藤田幸也・鶯谷に雪を降らせた男」との新たな肩書きを作った!と、氏はお喜びのようでした。 「コイビト?/イミテーション」の歌詞がやっぱり好きだなぁとボソボソ歌いながら思ったのでした。アイタタキャラの女のコの乙女心をつついてつついてつつきまくる、ある意味での名作であります。翻弄されて、幸也さんラヴ、とか言ってみよう!だってしょうがないじゃん? 「追憶」、お決まりのパターンでも、このマンネリ感こそが幸せな時間。歌詞そらんじて平然と歌える自信がついた矢先に、馬鹿でかい声で堂々と間違えて場を混乱させるそこの男子っ!やめてくださいっ! あ、なんか途中で追憶SEが針飛んだ感じにバリバリいっててなんだろう?と思ったりした。いい雰囲気が… ??? 「これが最後じゃありませんように。また会えますように。」 ライヴ最後のこのキメ台詞には感動する。 あんなに豊作ヴォーカルなのに!あんなにえげつないのに! こんなにも「ぐでっ」としてるライヴ運びなのに! 押さえるところはバッチリ押さえるんだなこの天然策略家め! そう、いつまでもかわらず、追憶が歌いつづけられたら、この平和な時代が続いたらいい。 そしてまたしてもJILS 2Daysの二日目にいけない。明日は新しい曲ばっかりっぽいから、まぁ、いっかぁ・・。KISSとSin聴きたかったな・・・ 終演後、ドリンクで飲んだジンライムが結構強烈だったので、楽しくなってしまった。 【SET LIST】 |