地中楼閣−チチュウロウカク−その48


Cryella | ArucarD | Blast
Visage | ギブス | Kra



2003.8.22
高田馬場AREA



あんまり普段好んで観るようなバンドさんはいないんだけれど、別に何も期待してないから苦痛でもないみたい。
なんでたかがブラストごときでこんなライヴに行ったんだろうと思ったけど案外楽しく過ごせた。
行動力があったのよ。普段は絶対に着ないテイストのいわゆるちょっとしたロリっぽい服を着こんでマルイワンにお出かけ、桃色メロンパンを買って、そんでお茶してライヴに行って、Blastのアンケートをしっかり書いて、物販に「維那さんが新宿駅に落ちてましたけど」って桃色メロンパンを見せびらかして物販の社長に思いくそ引かれて、終わったらオールで飲んで喋り倒してジョナサンに行って帰ってきたの。それがなんだか久々にヴィジュ系生活を堪能した!って感じで、なんかめちゃくちゃ充実した。


【TOPICS
Blastを観に行って、予想通りのおもしろBlastで、あとはどーにもこーにも目新しい出来事は無し。たまにいる美形を観察するの会。むしろその前後が楽しかった。


■Cryella
 戒依(ex.Vasalla-ゲノ)
 KoHey(ex.Sleep My Dear-Medical Trance Peach)
 翡翠(ex.Dolls-eyE)

まず肩書きが置かれる時点で、んんんん・・・
20世紀のヴィジュアル系的な。エリアというよりはむしろ町田プレイハウスとか。鹿鳴館とか。
そういうの嫌いじゃないんだけどねえ。うん。あらゆる面において灰色、特筆すべき良さも悪さも無いところが、悪さなのか。む・・・。そのキャリアだったらもっといい演奏聴かせてくれよー、って気もする。
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■ArucarD
二回目。とりあえず典型的オサレ系歌のお兄さんイエーイな感じなんだけれど、なんかさーこういうバンドなんだからひとりくらいトキメキを感じさせる美形いたっていいじゃん!テキトーに赤いユニフォームに金髪スタイルで。オサレ麺4個パック商品じゃないんだからさー。ヴォーカルが激しく怜。バロックの。いいのかなぁ・・・?見た目にはギター二本いるのに、何で耳には0.5本分くらいしか聴こえないんだろう。でもこの手のバンドにしては不協和音の怪電波も出てないほうかと思うけど。
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■Blast
やってる音楽はかっこいいのに、一見素敵な雰囲気かもしだしてる黒服系なのに、なんだかいろんなところでハズしっぷり満載なところがおもしろくって大好き。最近マイブームが来てるBlastです。最近のBlast調子いいなー。やっぱり続けてライヴやってると調子出てくるみたい。ああ維那可愛い維那可愛い。ホント維那見てて飽きないねー!あのどこを見てるんだかわかんない遠い目をして、「トーキョー!」って叫んではいるんだけど実はどこを煽ってるんだかわかんない維那がイイ!秀朗さん怪しい人形みたい。響はヅラだと思う。依織は常に変な顔してたカワイイ! 今日はチェリーちゃんに加えてしろたんまで舞っていた。チェリー維那 VS しろたん依織 の激しい応酬が繰り広げられていた。ああっ しろたん好き!どうしたのかしらあれは。予定では私がしろたんをプレゼントする筈だったんだけど。


■Visage
二回目。最近よくいるナイトメアみたいなID-JAPANっぽい見た目の煽るやつ。漆黒のシンフォニーで見たのを近くで見てみた。ドアにチラシが張ってあって、それを眺めながら扉を開けると同じ顔が立体で煽ってる、っていう状況がなんだかおかしいわ。美形美形美形だー!わぁー!やっぱりここのバンドは客がやたら盛りあがってるなー。逆ダーイ!ヘドバーン!で派手に盛り上がってるのを観てるのは楽しいやね。殺伐と暴れたいときにはいいかもね。最前に馬と大仏のかぶりものがいた。惚れた。
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■ギブス
はじめて。ソフビがオサレ系をやってみました。そんな感じ。衣装はカジュアルだけどノリがオサレ。ソフビベースなだけあって割と上手いんじゃないかって思ったけど、なんか全体的にシャリシャリシャカシャカしてて耳障りっちゃー耳障り。でもオフィとかなびとか見てたらどうもヴィジュアルコンセプトは無いっぽいねえ。ヴォーカルの人、フリやるならやるでもっとハキハキやればいいのに。
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■Kra
はじめて。もっとメルヘンかと思ってた。ファンシーメルヘンロックっていうから、da'vidノ使徒:aLみたいなのを私は期待してた。そしたら案外どこにでもいるタイプのバンドだった。ついでにすっごいかわいい子がいるもんだとばっかり思ってたのに、特筆すべきが見当たらなかった。ちょっとがっかり。がっかりだーがっかりだー!ああん演奏バラけてるよう。衣装も統一感ないよう。最後のほうでやったメロディのある曲のいかにも感動を誘おうとしてる感じがいいかな。ここのバンド見てたら、むしろどインディーズ時代のJanne Da Arcを見たくなったよ私。何か通じるものがあるような気がする。あーこの曲をジャンヌの演奏力とヴォーカルとパフォーマンスで見たいわ。
ヴォーカルの人、めちゃくちゃ平然とした顔でシャウトしててすごいと思った。あれはシャウトの表情じゃないわ。耳からはシャウトが入ってくるのに視覚的にその爽やかな笑顔、何?ヴィジュアル系シャウト製造機みたいな。
あー上手ギターキモー生足っ!ペペっ ドラマーはPsycho le CemuのAyaコスをした名倉潤。ベースは頭がJILS一朗でボディがFatimaのSanaka。そしたら全体的にdeadmanのTakamasa。一朗 + 最中=Takamasa、ヴィジュアル系算数か。
連れ曰く、
「それまで抱いていた今時の子がはじめたチャラいバンドの想像からしたら意外に曲調がバラエティー豊かねえー。とそれ程心動かされずに思った。」
「ボーカルの繰り出す平然とシャウトが面白かった。」
みたいな感じらしい。そーかもしれない。
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【edit:2003.9.28】

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