JILS
終わらない夜の夢

2002.8.29
赤坂BLITZ









一朗を
後ろから羽交い絞めにして

腕をへし折っ
た挙句
首輪つけて持って帰りたい

強く心に願った、それは終わらない夜の夢。




スミマセン、スミマセン!!一朗大好き!一朗なんかどうでもいいんだって幸也を出せってシバかれても文句は言えませんっ!
なぜならそれは幸也大佐率いる新宿防衛軍JILSだからっ!ああっ!心の底から一朗でゴメンナサイ!幸也さん!幸也ーっ!でも一朗、真剣に可愛かったですっっ!!

・・・と、取り乱してしまったわっ。肝心のライヴについては、そうですね正直本編のうちはどうかな?って思ってましたけれど、アンコール後、バンドというより幸也 with JILS状態になってしまった所で、あぁこの人やっぱりキメるんだなぁ、と安心した。やっぱり幸也ワンマンバンドなんだね♪


俊介氏の肖像権が・・・。(幸也は兎も角)毎度の事ながら解散説が流布し、幸也氏も幸也氏で社長電話にて終わりが近いことをほのめかし、次こそは解散かとファンを不安がらせておりました。自主盤行って張ってあったポスターがこれ(右参照)っすよ!いきなり「さよなら ゆ」とか書きなぐってあって幸也写真塗りつぶされてるし。さよならって・・・さよならって・・・。

見事に引っかかった私はバカでした。某氏曰く、「幸也にだまされるな!!」・・・はい。いつも同じこと言っているそうです。

¥4000。チケット代の高さに、思わずライカで暴れてしまったこともあったわな。

何気にJILSのワンマンは初めてだったりする。話には聞いていたけれど、会場到着して案の定バカウケだ!ホントに、ホントに、ホントに野郎だらけ!というかむしろ男のほうが多いでしょ?くらいの勢いだ!何故、何故なのっ?しかもロックキッズとかパンク少年じゃないのー。オシャレなら[麺]、ブサイクなら[オタク男]。いやはや・・・。男、男、最近男増えた!とかギャーギャー騒ぐ某Dバンドとか某Sバンドとかの発言がかなりの勢いで恥ずかしく思えてきますネ!

入って、どうしようかなぁと思いつつなんとなく前に行って見るつもりになって1柵目付近下手一郎前。金網フェンスの二階建てセットの組んである。照明も凄かったしね、なんとも金のかかってそうなライヴだ。開演時間10分前くらいから、D≒SIRE「失われた終末の情景」のDISK-2(Voiceless)が流れてます。何でそこでデザイアのカラオケがシャカシャカ流れてるんだ!DREAMS BURN DOWNとか歌いたくなっちゃうじゃん!別にお客さんが歌ってるわけじゃなんだけれど。歌ってたら感動したけど。あーJILSの客案外クールなんだなぁと思った。JILSファン、なんか「ギャーーーー幸也!!!」って信者的に盛り上がってるのかと思ってた。ああいうところで聴く想刻は素敵だった。追憶まで行っちゃったら流石に皆火がつくかなぁ、それ待ってるのかなぁ、恐ろしいなぁとか思っていたけれど、絆まで流れてやっと開演。スクリーンに映し出される映像にあわせメンバーコール。

幕が開けば、また騙まし討ちで変なオッサンが立ってるし!普通に登場してくれ幸也!

なんだかね、雰囲気が・・・。JILSって活動基盤はモロにヴィジュなのに、中身がいわゆるインディヴィジュとはとんでもなくかけ離れてる・・・。そもそも男多いし。ヴォーカルのルックスからしてあのスーツの背中丸まってる幸也だし。チョップ手扇子付き餓えていないGLAY、みたいな感じ?JILS曲でノるとしたらノリづらい。考えれば当然のことなんだけどねぇ?逆ダイしてぇ!ヘドバンしてぇ!とかに慣れてる人は手持ち無沙汰で仕方ないかも〜とか思った。結局でもそんな戸惑いを感じさせてしまう時点でライヴとしてはイマイチだと思うんですけれどね。これは、メジャバン、とか自然に思えない時点でちょっとね。「ド頭から本気で来い!」とか煽られても、何をどう本気になればいいのかわからないし!あぁなんて愚かな私!!!!ごめんなさい!古き良き時代のノリを忘れてます!ごめんなさい!ごめんなさい!!何に本気になればいいんですか!!
中盤、幸也は言った。「お前らが俺にくれるのは、何だ・・・?声か?」
だからきっと「声出せ」と言うことなのだろう。というわけで、JILSは曲を完璧に歌えるようになってから行くべきであったかな。一応「追憶」と「MY DEAR」は自信を持って歌えや、と。いざとなると追憶も自信を持って歌えないものですね。

JILS名義のライヴなのですけれど、頑なにJILSの曲だけやっているわけでは決してないのです。D≒SIRE曲とか、幸也ソロとか、ニ期JILSの曲とか、乱れ飛んでました。それを普通に俊介と一朗と秀誉(とTETSU)が演奏しているのです。さすが幸也を中心に回るバンドだわ。むしろ今回のライヴは幸也ソロ名義の独白2001の曲がメインだった。


とりあえず喋らせたら恐ろしいことを言い出す幸也氏語録をかいつまんでかいつまんでメモ。

幸也氏、フェンダーにピックを作ってもらったそうです。
幸也:「ヴォーカル、なのに。欲しい?あげます。」
俊介:「俺のはただのESPやけどな!」
そしてピックを豆まきのようにして投げまくる幸也に俊介。

俊介:「ギター、買うてもろてん!」
幸也:「君らの月給3ヶ月を費やしても買えないギターです。金ならあるんだ、金なら。愛をくれ!!」

幸也:「愚かな凡人が、前日に『幸也さ〜ん、緊張しませんか』とか聞くわけですよ。するわけないやろ、一日で歌うまくなるわけないし!大体君らも一回見て、次に見るときにものすごく歌上手くなってるとか期待せんやろ。ちょっと上手くなってると、『あ、ユッキーがんばってるんだな★』とか思うくらいで。だから緊張しません。それは自分は自分でしかないから。自分に出来ることをやります。ご一考ください」


幸也:「ブス!!」「ブース!!」「暇人!!」


コレでもMC量当社比1/5だったそうです。

ドラムソロから「SONIC AGITATION」があったりなんだりして着々と進んでいった中盤は、なんかイマイチくるモノがなくて、途中でJILSのライヴであることを放棄して、ひたすら一朗見てかわいいなぁ、一朗持って帰りたいなぁと思ってたのがバンギャとして痛いところ。一朗が可愛いのは、JILSの本筋と何にも関係ないだろうなぁ。JILSって言ったら幸也の歌に酔いしれなさい!みたいなとこあるんだろなぁって思ってたんだけど、イマイチ波に乗れなかった。いつもこんな感じ?それとも、不発だったのかしら?

アンコールは、ゲストの弦楽四重奏の登場。幸也氏曰く「極楽吹奏楽へようこそ」。
そして「壊れたこころ」の披露。その一声目で、ダラけてた精神状態が見事にキたね。・・・幸也の唄もアンコールに来てようやくここまで届いたか!極めつけ「この曲は、一言も、声を出さずに、黙って聴け!」と念を押してから歌った「Sin 約束の日、絶望の花の咲く丘で」がとにかく凄かった!ああ、これを聴きに来たんだ・・・、って思ったよ。気合の入った歌い込みバラードで感動できるなんて久しぶりだ。幸也さん、歌うとやっぱり、キメるとこキメるんだ、凄いんだなぁ・・・とアンコールで気づかせないで下さい。

ダブル・アンコールまでの、追憶のコーラスを生で体験できてちょっと嬉しい。アンコールも進んでようやくJILSならではの持ち味出てきたんじゃない?火がついてきた。笑顔いっぱいの「YφU」も好きだ。「JILSを始めて、初めて舜と一緒に作った大切な曲です。ジルスのワンマンに来ていてこの歌を歌えない奴は、死ね。この歌をつまんなそうにしてる奴は、殺せ。ライヴで殺人事件が起きたら有名になれるやろ。その代わり、また活動停止やけどな」とか仰られていた「MY DEAR」も良かった。

秀誉がスネアのヘッドを投げてるのを名残惜しく見守って、そのまま切なく帰宅。終電の時間切れでトリプルアンコール見られなかったさ、あぁ「赤い花」と「終わらない夜の夢」聴けなかったさ!18.30開演でなんで10:10までライヴやってんだか理解できないね!腰痛くて倒れそうでした。一応配布もらえたから良し。


そんな感じでした。今日はやたらと冗漫なレポートですね(ぐったり)

とりあえず幸也へ愛を込めて。

「デブ!」


【SETLIST】
せつないうた / 幾つもの夜を通り過ぎて、僕はまだ君の背中を見ている / 衝動 -impulse- / 邂逅 -come across- / 残想 -Nouvelle Pafum-」/ SOLVED / SOLVED / 希望の石と絶望の花/ xxxBLUE / so white / 哀傷 / TEAR / KISSxxxx / コイビト?/イミテーション / SWEET HURT / 壊れたこころ / AIka / Sin〜約束の日、絶望の花の咲く丘で〜 / 追憶 / MY DEAR / YφU / 心の音 -beat of mind- / 終わらない夜の夢 / 赤い花

他。(曲名一致してません!絶対にもっとやってます!)





【update:2002.8.31 edit:9.1】

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