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今日は、ノアールでヴィジュが出ることは知ってたから、仕事帰りにだるだるだけどふらーりと+ISOLATIONと元DoLLs-eyE見に行ってみた。着いてみたらこの前見たゼイトも居たけど。リサーチのことすっかり忘れてたの。音源聴いたこと無かったし、所詮昔のバンドでしょ？みたいな。メジャーの吹き溜まりで人目に触れずもがいてたでしょ？ 私、好きなバンドはすぐなくなってしまうでしょ。 先日、「気に入ったバンドは解散ライブだった」という事態に遭遇してなんだかなぁーと思ってたけど、まさか「解散済みのバンドのライヴで惚れる」なんて特異な現象に遭遇するとは思っても見なかったです。 ■Zeit:raiZ ゼイト。前回「ヴィジュアル系ごっこ」とか言って問題外扱いしてたけど、なんか今日はいいんじゃないかなぁと思った。声が結構いいんですよ。ヴィジュ向きの可憐な声で。ヴォーカルが結構かわいいし。曲もまぁ普通のヴィジュだし。絶対におかしい打ち込みドラムを早く何とかして、手作りやめてまともな衣装着て、変にカジュアルなＭＣをどうにかすれば、ヴィ系ごっことまでは言わないんだけれど。ギターがヴィジュに有り得ない日焼けしてるのと、ファンデ首まで塗れてないのが不可不可ー！そしてベース、衣装が「ぶどうちゃん」（＝ラルクtetsuインディー時代） なんかね、ヴィジュとして白紙の気がする。「このバンドに〜をやらせたら、〜のようなバンドになるだろうなぁ」って。しょうもないんですけれどそれなりに楽しい。 ■+ISOLATION 今日のアイソがダメダメ。あのバンドは、アレかな、一言にアイソと言っても、セッションバンドでプレイヤーが日替わりだから、プレイヤー・・もとい主治医のラインナップによって全く違うのね。ここはひたすら煽りしか無いから、ちゃんと煽れる音出して、ちゃんと煽りのできるヴォーカルじゃないとダメかしらね。去年暮れに見たときと多分ヴォーカル一緒だったと思うんだけど、あの時は凄く良い煽り方をする人だと思ってたけど、今日はあんまり良くなかったねえ。ヴィジュアル系顔しててかわいいのはいいんですけど、フロントとしてはイマイチダメです。ゼイトのベースの人の音でか過ぎだし。あと「ジャンプ♪ジャンプ♪」無かったのも残念ー。 ■DoLLs-eyE 元DoLLs-eyEは非常に可笑しかった。バンドに笑い所がひとつもない、それこそ「背徳の十字架が血に染まり〜♪」系のああいうの私は大好きで。ああいう一昔前の王道ヴィジュを変な味付けせずにそのままそこそこキッチリやってくれてたよ。テクとか個性とかじゃなくて、今という時代にそういうジャンルを再現してくれてるバンドが好きだと思った。メンバー、特にヴォーカル等ものすごく「ヴィジュアル系慣れ」してて、それなりに今までやってきたキャリアを感じましたわ。バチーンとハコをヴィジュアル系の空気で引き締めるからね。今日は普通のロックバンドとの混合ライヴで、一般音楽ファンも結構居たので、そりゃもう恥ずかしかったです。踊り狂うヴォーカルに、振り付け全員で踊る女の子に、最前一列ヘドバンする女の子。そんでそこそこ上手に「背徳の十字架が血に染まり〜♪」系のステージ展開し、煽りループまで飛び出せばそりゃ一般人には怪しさ全開ってモノよ。コア系男に指差されて笑われてたもの。その痛々しさがもうたまらなく面白かったですけれどね私は。最後なんてノセられていつの間にかフリってたもん。煽り系じゃない古典ヴィジュのライヴ良い！音源知ってて参加したらもっと楽しかったかも。 でもさー解散してるんだよね...。なんでライヴやってるのかイマイチ理解できないんですけれど？ ■RESEARCH もうホントにびっくりした。上手い。良い。良すぎ。楽しすぎ。 RESEARCHっていっても、元RESEARCHよね。もう解散してるの。今日は「リサーチのコピー」ということだったらしい。今テニプリの歌歌ってる人。 聴いててホントに気持ちのいい声。とにかく声。声質と、歌いクセもそう。怒涛に聴覚の隙間に鮮やかに滑り込むような、惚れ惚れしてため息の出る気持ちのいい「声」。 ラクリマTAKAのクドい歌いクセを無くして、フェアリフォーレ現王園の上に吊ってるような声のハリを加えた感じ…って説明したら想像つくのかなぁ。もしくは絶品のwyseとか。 そして映える楽曲の数々。楽しくなっちゃういい曲だ。素晴らしい。いまからでもリサーチのCD買うよ？ インディーズというよりむしろアマチュアだろうみたいなバンドの後に、メジャークラスの音出すバンドがどーんと登場するからそのギャップも凄かったわ。すっごい楽しかった。 ■他（３バンドくらい。） ヴィジュじゃないバンドのほうが明らかに上手だったよ。バンドとしてはね。ハッピーサッドってバンドはバンドとしてならなかなか良いかも。 でもなんか面白くないのは、私がヴィジュヲタだからですね。ヴィジュとヴィジュ以外のステージはそもそも面白いポイントが違うんだから仕方ないです。 まーRESEARCHだって、ヴィジュかと言われればかなり微妙ですけど、でもメジャバン好きなら歌と楽曲的にはくすぐられる要素があったものね。 ：今日の収穫： DoLLs-eyE、身をよじるような気恥ずかしい楽しさ。 RESEARCHのプロクラスの絶品ヴォーカルにほくほく〜。 でも両方ともバンド名に「元」が付くから未来なーし！ 【update:2002.8.24 edit:9.3】 |