deadman 毎月東名2man live

東名トライブ


deadman主催 名古屋・東京2マンイベント

6月 メリー編 [名古屋]
7月 ナイトメア編 [名古屋][東京]
8月 +DespairsRay+編[東京]
9月 Noocikcy編[東京]



東名トライブ 〜メリー編〜
メリー / deadman



2002.6.21
ell FITS ALL



なんかもう、deadman好きですね。生半可に好きじゃないです。ラルクの後ようやく非の打ち所のないバンドが巡ってきましたかね。長かった。

その演出の上手さ。さもないチープな小道具がゾッとするほどの視覚効果に変わる瞬間は見事としか言いようが無い。

闇の中手にしたカンテラの光に浮かび上がる歌い手の姿は生々しく
けれどフロアとステージの間に張られた薄いフィルムはその世界を遮断してる。まるでTVを見ているかのような無機質な映像。
ライヴハウスという閉じられた空間の、それは液体のような密度、まるで音のプール。まとわりつく水圧、冷たさ、鈍い音が微かに届く。
そこは大気の中を生きる人間にとってはこの世でない水の異世界。
色別のない空虚、桜と雨、苦悩の中の耐え難い存在、ステージ演出の底知れぬ可能性にはただただため息ばかりの「静」。

そしてサウンドの凄まじさ。テク的にああ上手いねとか下手くそねだとか、そういうレベルじゃないのだよ。そういう思考が停止するほどにブッチギリの・・・音?あそこまでくるとシンプルに「音」だというのもおかしいくらいなんだよねぇ、何もかもにただただ圧倒するばかり。ここまでライヴダイナミクスの激しいバンドって、初めてだ。地味に音源聴いて収まってる場合じゃないよ。全然違うもん。

そして狂気的に炸裂する「動」セクションでは、何故か焦げ臭い匂いがまで漂ってくる始末。それも幻臭だったのか、本当に何か焦げてたのか自分でも良くわかんないの。コゲくさいのがよりによってbloodとre:make。それはそれはいろんなものが焼け付きそうです。後半突き進むにしたがって、quo vadisくらいになってくるとぐらぐらして床に足がついてないみたいな感じになってきてんの。アルコール入った時にアタマとカラダが分離してるのがキモチイイって感じになったことってない?ああいう酩酊状態。あれは酔ってたね。あぁ、それでライヴ終わった後もずーっとしらふで酔っぱらってたんだわ。すっごいね、初めてだね。4年に一回くらいしか巡り合えないくらいの好きバンドだね。ヤバいねこりゃ。
というわけで、私はまた笑うでもなく真剣な顔で眞呼を堪能し、またquo vadisの迫り来る音圧に全身ふにゃけていたのです。

これは目で眞呼を見て、耳でタカマサとaieとトキを見るのが正しいのだろうなと判断いたしまして、途中から、そうね眼球はまさに眞呼に釘付けでした。ずっと色んな眞呼を見てました。表情の豊かな人で、曲によってめまぐるしくその「表情」を変えてゆく様はクドイようですが役者のモノで。悲しかったり、狂ってたり・・・、曲の世界を演じていく役者。新ネタで、演説台が出てきてましたね。あとは手首に包帯を巻いて首締めたりしてました。
でもねぇ、aieとかねぇ、目で見てなくても、見てるのと同じくらいの存在はあるのよ。それで全く問題なしとしてしまったから、見てないの。何を着ていたかわからない。何のギターを持ってたかとか全然覚えられない。同じ場所に結生が立ってたとは思えないくらい、そこに立っていたことを覚えてない。で、眞呼も怖いがタカマサも別の意味で怖いです。ずっとタカマサのほうには目を向けないように、向けないようにして、ひたすら眞呼だけ見ていたのです。

なんかね、見るべきヒトに見て欲しいです。いつまでも客少なくてもいいから俗世のバンギャル文化に巻き込まれて欲しくないのね。エゴイズムだろうと言われようと。あの音と感覚を共有できるヒトと一緒に見たいし、ライヴは客と作り上げてく空間だからさ。


そんでもって先手だったのに失礼なことにすっかり忘れられているメリーですが。申し訳ない。そうそう東京はdeadman先攻で、名古屋はメリー先攻だったんですが。
忘れ去られているとはいえ好感触。メリーは小さいところでゴチャゴチャしてる感じ、なんだかレトロでシュールに壊れていって、傍観者を「なんじゃそりゃ!!!」と言わせるコミカルな笑いが素敵。イントロは「世にも奇妙な物語」のパクり映像で、相変わらず墨は吐いてたしタマゴも生んでました。お習字は・・・なかったですけれど。いいねネタバンド好きだ!本日はガラちゃんと歌ってました。あのかすれた辛そうな声がいい味だしてる。メリーもそこら辺の若手よりはずっといいステージに違いない。テクニックに不安要素があることはしょっちゅう言われますが、それでもそんなのもメリーじゃないかと。荒さも含めて勢いでグイグイ引っ張っていけるのも既に完成系だと思うのですよ。ただ、deadmanで吹っ飛んでいった為、スミマセンすっかり忘れてました。頭の中で前座扱いされてます。絵柄は全く違うけれど小ネタ好きというアプローチが似ているから比較されてしまうんですかね。
私は結生がかわいいと思っていました。ガラから逃げる結生がかわいらしかったのです。でも素肌ネクタイでハズしちゃうところがやっぱりメリーですね、ふふっ



ヴィジュアル系の真のヴィジュアル系たらしめる要素として、空気感ってのはキーポイントだと思うの。・・・私は、ライヴで、音楽を聴きたいのでも、暴れたいのでもなくて「雰囲気に溺れたい」のよ。
そして各バンドが作り出す色・・・空気を基準にバンドの価値を量ってる。
サウンド、ヴィジュアル、あとは匂いとか、流れる空気の冷たさ・熱さとか、
音に乗ってカラダが動いてれば楽しいというあたりまえの図式以上のモノがあってこそのヴィジュアルステージとしての価値だと思うのよね。
ライヴには二種類あってさ。肉体に訴えるライヴと精神的に訴えるライヴとがあってさ、deadmanとかは、暴れてスッキリというよりはむしろものすごく精神活動なのよ。ノリノリでヘドバンだらけのライヴと全員立ち尽くしてるライヴと、どっちが盛り上がったかっていわれたら前者かもしれないけどさ、それがライヴの価値じゃないよね。しいて挙げるとすればメジャーでdeadman感覚に一番近いのはPlastic Tree。精神活動系って意味でね。あそこも結構客立ち尽くしてるでしょ。
スイトラで、プラよりピエロの方が盛り上がったからピエロのほうが勝るかといわれたらそういうことでもない。どっちもそれぞれだ、ということ。関係ないけどね。んっ
だから客も無理して曲に合わずに踊ったりヘドバンしたりしなくたっていーじゃん、相応しい楽しみ方で楽しめばいいじゃん?みたいな・・・。あぁわけわかんねぇな。

来月は、deadmanと、ナイトメアと並べちゃうのか・・・。
視覚的快楽重視のメア好きと死人好きは交じり合わないだろ・・・なんだか。
荒川れいこ様作のパンフレットというかミニコミというかなんというか・・・「deadman_2.doc」は読み応えアリでかなり面白かったです。

東名トライブ、始まったばかりなのにのっけからゲストバンドがこの仕打ち・・・これからどうなる。

【SET LIST】deadman
1. in media
2. lunch box
3. please god
4. blood
5. 苦悩の中の耐え難い存在
6. 色別の亡い空虚
7. 桜と雨
8. 溺れる魚
9. サーカス
10. quo vadis
11. ブルーベジー
12. 701126
13. site of scaffold
14. re:make


【update:2002.6.26 edit:7.2】


FOOL'S MATE Reader's voice用(没だったのでここに載せて見た。)
先攻はメリー。「ありえない!」「なんじゃそりゃ!」と思わずツッコまずにはいられない、相変わらずイイ感じに壊れちゃったコミカルな笑いが満載だ。強烈なバンドカラーを前に、さすが短期間でコレだけの人気を得ただけのことはあるなぁとホレボレしてしまう。ライヴハウスという限られた場所でなんでそんなにネタ思いつくんだと思うくらいのメリーのパフォーマンスの数々は、是非「ネタバレ禁止」にしなければね。いつもかすれて辛そうな声で頑張って歌っている超人的ヴォーカリスト・ガラの見事な狂いっぷりはいい味出てる!哀愁とレトロな楽曲に、狭いステージを所狭しと暴れまわる密室感、ぶちまけた勢いのある演奏にフロアがグイグイ引っ張っていく様は見ていても愉快愉快。メリーはいつでもなんだか面白い。
後攻のdeadmanでフロアの空気は一転する。音に溺れて窒息しそうなほどの迫力には、いつも身じろぎひとつできないくらいの緊張と、ある種の恐怖を覚える。さもない小道具でも、歌い手、眞呼の手にかかればゾッとするほどの演出効果に変わる。ステージ演出としては従来のバンドにはありえないくらいの群を抜いたクオリティを見せるのがdeadmanだ。闇の中手にしたカンテラの光に浮かび上がる眞呼の姿・・・フロアとステージの間に張られた薄いフィルムは、外界を遮断して、切なく悲しく歌う感情の生なましいその姿も何故かTVを見ているかのような無機質な映像に感じられる。ライヴハウスという閉じられた空間の中にびっしりと満たされたdeadmanの世界。あの場にいた誰もが圧倒され息を飲んだ「静」の世界。
そしてなにより半端じゃないサウンドの凄まじさには圧倒するばかり。ここまでライヴダイナミクスの激しいバンドって、初めてだ。あの空気はあの場所に立ってみなければ分からないだろう。後半に突入するにしたがって狂気的に炸裂する「動」セクションは、もしこのまま床が落ちても気づかず空でも飛んでるだろうって思うくらいに格好イイ!!この破格のクオリティを持つこのバンドは、ちまたのヴィジュアル系文化に限定されることなく本当に見るべき人に見て欲しいバンドだと思ったのだ。
この二バンド、歌い手としてのヴォーカリストではなく、バンドカラーの主軸となるパフォーマーであり表現者だ。何かと馬鹿にされがちな視覚表現重視というアプローチも、こだわるなら徹底的にこだわってるバンドが面白い。

東名トライブ 〜ナイトメア編〜
ナイトメア / deadman


2002.7.19名古屋 ell FITS ALL
2002.7.21 東京 高田馬場AREA



2002.7.19
ell FITS ALL


酷評 vs 誉め殺し。
仕方ないじゃんdeadmanのやってることが好きなんだもん。むー。
そもそもツーマンで、比較対象。
始まる前からこうなる事は目に見えてたのでっすっが!

メア見て死人見て、ひょっとしてものすっごおおくdeadmanマニアックなんじゃないかと思ったのです。とっつきの悪い感じ。メアが楽しい人がdeadmanの楽しいドコロに引っかかって流されていきはしないだろうし逆もまたしかりだろうなぁって。このライヴって、私に言わせりゃひとつのステージで「ドラえもんミュージカル」と「能楽」の二本立てみたいなもんだからねぇ。ファンのお互いがお互いをハァ?って思ってそう。楽しいポイントが全く違うから、楽しい視点をぐるりと変えないとわかんない。
でもdeadman寄りの視点で見てるからメアがボロクソに見える。あぁ。


■ナイトメア

ナイトメアは、長丁場やるには及ばず。トラブルが多すぎる上にトラブルに弱すぎ。キレイ若いカワイイっていうのは好きだしー、ダーク&シニカルも好きなんだけど、いかんせんツーマンなんかじゃ、飽きる。引き込めてないから。シャウトは聞きやすいんだけど、歌い系声出てません、えぇ出てません。で、ドラムのタイム感なんか絶対変!!ついでにバッキング全然聞こえてこない!!バンドとして形にはなってるんだけどこうがっぷり組んだカンジがないので煽らない場面での迫力がない。煽り曲は、煽ってるんでそりゃヴィジュ好きにゃ楽しいですけど時間が長くなれば四六時中煽ってる訳にはいかないわけでしょ。ギタソロの音はキレイに出ててあれは好きだなぁと思ったけれど、ソロだし。メアは何故売れてる?それは若くてキレイでカワイイからです。曲なんて、あれば良いんです。個性の無さでも極めりゃいいんです。カッコイイステージングアクションの研究を積み重ねればまだ売れると思うわ。蜉蝣あたりを食うくらいはいけるでしょ。でもそれだと先が無いのよ。年はとるし飽きられるし下から追い上げてくるしで。ライヴの流れを客の視点に立って良く考えて。MCもツナギも入退場も含めてライヴだ。まだまだ未熟。ワンマンもあるし鍛えてください。
咲人とにーやを見つめていて、この人は一体フツウのオトコノコとしての人生をどこへ棄てて来てしまったのだろう、あんな衣装着ててさ、あんなことしてオンナノコ煽ってて、それでもプライドをかけられる目指したいものってあるのかな、それでそれは何なんだろ。いつかは消えちゃうバンドコンセプトの儚さとか感じてるのかな?…とか私が心配する事ではないのだけれど、ダレてきて飽き飽きしてるとそんなことを考えてしまうくらい…ステージに引き込まれてませんでしたねぇ。
っていうのは死人が後ろに控えてるから考えてたことでね、いいんですね。余計なお世話です。いいんです。あぁいいんです、ただの客はカワイイキレイカッコイイ連発して逆ダイしてりゃーいいバンドなんです。目の保養目の保養。露出度上げたり煽ったりミスったりと、オンナノコの萌え心を刺激する要素をなんかよーく知ってる人達です。いやそう言う意味でプライド持ってやってくんだったらそれもプロよねプロ!柩の「丸く太った魔界の小動物」っぷりがカワイイです。あのコはさ、なんか、今までになかったキャラじゃない?肩にどうぶつが乗っかってましたが、むしろ私が肩に乗っけたいくらいです。ケチつけてるけど楽しかったんですってば。deadmanの1/4くらいは楽しかったです。イベントだと見たいけどワンマンツーマンはちょっとイヤってポジションに落ちつきそうです。


■deadman

まずタカマサに衝撃を与えられてフラっと来た・・・。私最後列だったのよ。暗がりの中で何着てるんだろー、何着てるんだろーって思ってて、だんだん理解してきて、ゑっ…???あのガタイに日本人形的ヅラ?と。またオカマサなのか!むしろ桜井青江か!若草色のシミーズ!自己主張激しいのは良い事です。
流れはだいたいいつも通りの。普通に激→落→底→激→壊で12曲。新曲(through the looking glass)が、なんて言うの、シャッフルです。ベースを大フューチャーしたみたいな感じです。歌詞はわかりません。
4回目にしてはじめてメンバー見渡す事が出来ましたね。ちょっと余裕でてきた。Tokiさんアー写と同じ顔してるんだなァと納得してみたりして。
aie素敵。彼はなんだか弾き方に特徴ありますね。んでドハデに動かないし煽らないけどなんかにじみでる普通っぽいかっこよさがかっこいいなーと思った。
眞呼は今日も元気に怖いです。キレイじゃないや。般若の顔してるもん。いつも白目むいてるような気がするしずーっとニタニタニタニタ笑ってるからとにかく怖い。でも4回目ともなれば「怖いよぅ(笑)」のカッコワラの部分が多少は出てきたんですけど。おばけ屋敷に来てますみたいな。そして改めて、彼は表現力豊か過ぎ。パントマイムとか習ってたことある?lunch boxの眞呼ダンス尋常じゃないよぅ。なんかね、例えば京みたいに力技で狂ってないの。無意識なのか意識してるのかは知りませんけれど見せ方を計算した上でいざ本番で思いっきり狂ってるから、映えるんですな。うーんすごいねぇ。また演出の見せ方も凄くって。舞台芸術習ったことある?真っ暗な中でカンテラひとつ。顔の陰影しか映らなかったり、掲げてみたり、カンテラしか見えなかったりしてさ、そうすると眞呼本体は見えないんだけどさ、眞呼見るっていうより映像みてるのよね。桜と雨のときって、しゃがみこんで歌ってて全然見えなくって、それで仕方ないからなんとなく壁の影を見ていて、その手の動きひとつとっても細かい気の使い方にやたら感動してなんかぐっときてました。音楽演劇として新たなジャンル作ったほうがいいかしら。はじめはなんだかあれdeadmanてこんなだったっけ?と期待が空回りしてるとこもあったけど、このバンドはだんだん意識が深みに落ちていくんですよ。中盤の「色別の亡い空虚」なんか完璧に持ってかれちゃって、とんでもねーと思った。寒かったですね。皆立ち尽くしてるんで動かないから冷房効いて寒いんでしょうけれど、案外冷房わざと強くしたりしてません?deadmanならやりかねないと思いません?
ライヴ「quo vadis」が良い。ライヴで特に良い。演説台ガタガタやってるの。歌でスピーチしてますがなんか狂気の演説者っぷりがよく出てて楽しい。後半の壊れドコロなんでこんなに楽しいんでしょうかね?ノドからハートがでるほど楽しい。なんだろうな、こう自分からライヴ楽しいモードに持って行って、それでたのしー♪ とかじゃなくて、普通にしてても勝手にステージが精神状態を音楽楽しい状態にシフトさせてっちゃうから、激しいのもツルツル入ってくるのよね。無理しなくていいからね。解放感いっぱいです。前に行ってみなきゃ!って思いました。前に行ってガツガツ飛んでみたいです。
deadmanは、V系業界スタンダードのちょっと突出したバンドだくらいに思ってたのですけど、メアファン視点で見るとじつはものすごくとっつきの悪いバンドなんじゃ〜ない?と思った。進行にキャッチーさがないからね。深さはあるけれど入り口が狭い。深さを掘っていく事は客には出来ないけど、入り口を照らす光は私が点けてくからね(にやり)

【update:2002.7.21 edit:8.15】【2003.3.25正式曲名追記】



2002.7.21
高田馬場AREA


名古屋ではあれだけ酷評しておきながら、実はエリアではナイトメアのほうが堪能できたという矛盾。メアがんばった!

■deadman

私自身のトラブルが多くて穏やかでない精神状態でdeadmanに臨むも気もそぞろだったりしたライヴ。三作目最前。んー楽しかったですけど普通に。なんか変なバンドだなぁと思いながらみてました。セットリスト・・・というかdeadmanなら「出し物」変えてよぅ(強調)。新曲、マリソンにああいう曲ありましたそういえば。タイトル不明なんで調べます。眞呼さん、ステージの天井から包帯で手首と首を吊るされてました。ニヤニヤしながらキッとこっちを向いた瞬間視線の周辺はのけぞりました。そんなところまで怖い怖いオーラ飛ばしてくる貴方が大好き。
んでもってなによりタカマサの岡マサ子っぷりにヤラれました。ムキムキでたまご肌でシミーズ着用のヅラ。つまりガタイの良いオネーチャン。ああおかしい、ああおかしい。aieかっこいい。aie。ヅラのくせにdeadmanの良心です。トキさんは相変わらず眞呼がでかいので見えませんねえ。

■ナイトメア

名古屋と手を変えていたのは良いけれどリハで黄泉声つぶしてへこたれて曲数相当量削除。あんたたちdeadmanファンにまともなライヴをみせるつもりはないのかい??でもなんだか今日は上手かったですね。上手かったって言ってもたかが知れてますけど、あーいいないいな今までの中で一番いいじゃない楽しいなぁと思ってました。ハコの慣れの関係もあるのかもしれないけど、いいと思いました。歌えてない人がいる割には雰囲気重視の曲バッチリ出てたし。結局はね、メアだったらガツガツ煽ってくれたのならもう幸せなの。ループ曲で黄泉がラストーラストーって叫んでるのにいつまでたっても終了してくれないメンバーがかなりおっかしかったです。そりゃあれはノリにノッてるメンバーにしちゃ終われないよねえ、楽しいもん。
美形好きです。美形大好きです。そして丸くてむくむくしてるひっつーが好き。弱ってるくせにがんばる黄泉が良い。そして美形好きです。あー美形美形美形。好きだーカワイイキレイカッコイイバンドー!!


【update:2002.7.24 edit 8.15】
【FOOL'S MATE 2002.10号 概略掲載】




東名トライブ 〜+D'espairsRay+編〜
deadman / +D'espairsRay+

2002.8.24 東京 六本木Y2K



ディスパはいいですね。フラっと行ってパァーーーっと盛り上がりたい感じ。同じ逆ダイ系バンドならオサレ服よりピュアに黒服だろ?という、趣味です。バンドから滲み出る独特の空気がなかなか良いです。なんか二、三ひっかかるところもありますが、また行ってみたい。
deadmanは新曲が二曲。スミマセン、私の眞呼観って、いつどこで狂ったんでしょう?? なんか今日のレポートは良くわからないです。


■deadman

deadmanは珍しく前で見た。もう短期間に同じようなステージをいっぱい見すぎで、どこがどうデッドマンなのかわかんなくなってきてしまったので、以前のレポとあわせてお読みくださいって感じで。おもしろポイントばかり目に付くようになりました。とってもいいバンドなのに、申し分けない。えへ。
lunch box いつのまにあんな半逆ダイ曲みたいなヴィジュくさいノリになってたんですか?元々ですか?
眞呼、紙袋についで水槽なくなっちゃったのが残念。シャッフルな新曲1(through the looking glass)で新ネタ・アミが!そして敬礼!敬礼!です。妙。眞呼さんお絵かきメイクと髪の色、そろそろドリームするのに支障が出てきたのです♪
遠くから見てると、女性っぽい雰囲気はないんですけれど、前のほうでマジマジと見てたらスタイル良くて足細くて腰も細くてかわいらしいですね。特に足元はとってもかわいらしい。表情メイクはいかついのにね。ごめんなさいね。
新しい新曲2(盲目の羽根と星を手に)はさわやかな曲で、うーん、「鍵をかけない部屋」みたいな感じ?知りませんけど。
ギタートラブル多かったー。音途切れた時あったし、re:makeの一番間違えちゃいけない中途の弛緩ソロ部分で思いっきりツッかかってた。思わず「くっ・・・」それでもとても魅力あるギターだと思うのです。毎回言ってるんですけどaieも「内側からにじみ出る迫力」のあるステージング大好きです。同じく毎度のことですけどTAKAMASAがおもしろくて仕方なかったです。サラリーマンの着るようなスーツに姫カットのヅラ。わたしアレ、あの怖いんだかかわいいんだかよくわかんないルックス大好き。deadman両翼変態ヅラーズラヴァーです。桜と雨が嬉しかった。ブルーベジー聴きたーい!


■+D'espairsRay+

超シモテで壁の花となって鑑賞。ディスパ良いですねー!ディスパならではの雰囲気・音色と空気の色がある。ダークで、ゴシックっぽい。なんだろ、黒魔術してそうな感じ。…洋風ゴスなのね。そしてディスパっぽい音感っていうのがなんかあるような気がする。バキっとしてガツっとした特有の重い音が、底深さを感じさせる。そこらへんの煽りバンドの必死こいて演奏してる余裕の無さとは一線を隔すところです。全披露曲のうちなんと半分煽り曲であるにもかかわらず、パフォーマンスでおろそかになることも無く曲が崩れてなくて聴くものとしても聴けてるとこが素晴らしい。飛ばす曲でもキチンと演奏してる。素敵。曲のできてる飛ばし系って、いいですね!ヴォーカルが煽るとかじゃなくて、パフォーマンスじゃなくて音そのものでガツガツ煽られるからいいね。マニア達の半端じゃない逆ダイとヘドバンが見ていてすがすがしいですね!壁の花でしたがラスト曲では思わず逆ダイエリアに突っ込んで行っちゃった。私には珍しいことです。楽しすぎて脳みそ吹っ飛びました…。一応聴かせる歌も安心して聴けます。少しヴォーカルのインパクトが薄くて、演奏陣に負けてるような気もしないでもない。
あとね、視覚的にもハイレベルなのが良いです。アクション・衣装なんか、さりげなく見せ方にも凝ってる。目に優しい。エロ本破ってたのは内緒の方向で。たまに視界に入るZEROがスキだ!あの魚の死んだような表情をしてるふわふわの髪のZEROのキャラが大好きだ!私むしろZERO目指したいです。KARYUデカい!そしていまだかつて見たこと無いくらいギター位置低い!激しい方だ・・・
非常に惜しいのは、こんなにハイレベルなバンドなのに何故自ら笑いに走るのか、ということよね。せっかく黒魔術ゴスゴスな空気を作っても、自分らで壊してるからね。MCは無いんですけれど、ラジオ番組風にネタ音声作ってきていて、それを流していたりしたんですけれど。別に笑わなくてもいいからさ、ここで暴れなかったら呪うぞくらいの雰囲気を作りだすべく進行していったほうがいいのになぁ〜。それも考え方ですけれどねぇ、今のヴィジュアルって、雰囲気作ろうとがんばってるいいバンドであればあるほど売れないもの。好きでやってるのか戦略なのかわからないけど、あの笑い取りに行く要素があるからこそディスパは動員増えてるのかなとも思うし。なんだかんだで零が喋ってくれると面白いですけど、バンドトータルとしては嫌だなぁと。


■#セッション

喋りすぎなイカツイ声タレ・零の案内により、ディスパ演奏陣の三人の中にdeadman眞呼放り出される。その状況がおっかしくって仕方なかったのよ!メンバーに失礼なくらいのものすごい勢いで笑ってました。「まこがいるよ!!!ディスパの中になぜかまこがいるよっっっ!!」眞呼の足がかわいらしすぎるせいで、「ケモノの中に放り込まれた少女」だよコレ!みたいな発想が無意識にある時点で危険です。逆ダイ運動で頭に酸素行かなくなっているのでかなりおかしくなってます。
bloodで本物2ランク下くらいの演奏を披露するディスパ3人に眞呼必死にあわせてるところがまたなんだかおかしいし、眞呼の歌うディスパのmurder freaksで、本気で煽ってる!一応がんばってフリまでコピーしてる!!声通ってない眞呼もケナゲだ!!っていうか眞呼様カリスマ!!と、ずっとバカウケしながら見ておりました。



:自分的キーワード→「仮面舞踏会」呼び込みのお兄さんの仕事にかける情熱に乾杯。


【update:2002.8.26 edit 9.9】【2003.3.25正式曲名追記】

東名トライブ 〜Nookicky編〜
deadman / Nookicky

2002.9.17 東京 新宿LOFT


東名トライブ。メリー・ナイトメア・ディスパと来てその次がヴィジュアルインディーズからおおよそかけ離れた世界のヌーキキですよヌーキキ!どういうつながりなんだ!とか思いつつどこかで納得できるものがあったのは、ただ、眞呼とFullの帽子繋がりがそう連想させただけでしょうか。いや、どこか見ている方向一緒なんじゃないかしらね。こういう突拍子もない対バンも時には良いです。この二バンド、相性いいかと思ったら、「うるさすぎ」「眠すぎ」で案外お互いに不評だったみたいで可笑しかったわ!そうです、Nookickyは意識が遠のくくらいまったりした音楽、deadmanは凄まじい音の圧力を誇る音楽です。


■ deadman

なんか最近、「飽きた」とか「眞呼の髪プリン嫌」とか文句タレタレでダラけてたんですけど、改めて見て、やっぱりとてもいいバンドだなぁとしみじみ思いました。嬉々として私の本命deadmanって言えるなと思った。音が好き。眞呼さんが好きなんですけれど。メンバーが好きなんですけれど。タカマサとか超笑えるんですけれど。でも音が好きだな、あの圧倒的な音が好きだなーって改めて深く感激した今回。パフォーマンスがステキとかいろんな理屈をつけるけれど、結局はあの音が好きなんだな。月並みなことを言えば、文句の付け所のないような「上手さ」なんだろうけれど、なんだか「上手い」という言葉それ以上のものがあると、心から思う。波長が合う感じ・・・かな? だから「好き」。そんな日だった。いい音出してた。気持ちよかった。ハコの悪条件ものともしない。Nookickyと比較しても。
距離も良かったんじゃないかな。たらたらと遠からず近からずの位置で、自分の鑑賞環境を守りながら見ているとちょうどいいんだなと思った。
純ハードロック且つメロディー志向な新曲が出来てました(rem.)。私はあれ、好きだ。前回一曲目のやたら爽やかなあの曲(盲目の羽と星を手に)は何処へ行ったかしら。敬礼!敬礼!な曲(through the looking glass)はなんかついに後半パートに挿入されちゃって日に日に濃くなっているのが笑えるよ・・・。ディスパ編披露のアミ被ってたらさらに恐ろしいことになっていたよね。あとはそうだな、「苦悩の中の耐え難い存在」がなんかいい曲になってきてると思った。なかなか好きなセットリストだと思った。「please god」「site of scaffold」があると良い。
で、眞呼の衣装変わっていて嬉しい。しかーしNa+hのコルセットが入るのは男性としてどうなのか!!露出度も限界まで来ててこっちも心情的にもういっぱいいっぱいだ。でも好きだ。念願のプリン脱却も叶い、メイクがどーしようもなく密室系メイクで怖いの。なのに、はー素敵よね流石よね眞呼様と思えるあたり信者か病気なのかって感じです。
ステージ上で何故か本日は大変男前な態度だったと評判の唇がテラテラのaieが逆光で見えなかったのは残念。せっかくカミテっぽい方にいたのに、見えるのは反対側ばかり。残念。
一瞬aieと立ち位置変わったのかと思ったくらいのタカマサが!テロリスト、オカマサときて次はaieコスかーい!aieのヅラかっぱらってきたように思えて仕方ないのですが。左右で双子みたいでした。re:makeの仕草が大変面白いよ!なんか眞呼さん真剣にre:makeやってるのにタカマサ見ちゃ笑いをこらえきれない迷惑な客と化す。期待を裏切らないタカマサ。
そして新宿LOFTじゃ当然客の波に埋もれてるTokiだったりしました。
眞呼さんの恒例の最後のご挨拶が終わる前に幕下りちゃいましたがあれは良かったんでしょうか・・・。
たまには水槽とか紙袋やってくれないかな。ついにSubliminal effectの曲全滅したよ、たまには一曲くらいはあまりやらない曲を聴きたいわ。ブルーベジーとかとかとか!

【SET LIST】
site of scaffold / please god / blood / 溺れる魚 / 新曲(キャッチーHR)rem./ 色別の亡い空虚(カンテラ) / 桜と雨 / 苦悩の中の耐え難い存在 / quo vadis / 新曲(シャッフル敬礼)through the looking glass / lunch box / re:make



■ Nookicky

Nookickyはとっても、とーっても、辛かったでっす!空気がもうよどんでましたもん。起承転結の一切無い時間です。延々とこう、なんていうんですか?ダウナーなやつが延々と、そう延々と・・・。時間が長い。deadmanの5倍くらいやっていたんじゃないかと思うくらい長い。柵で見てましたが、多分つかまるところが無かったら床まで崩れ落ちてたんじゃないかと。Nookickyは、音楽としてはキライじゃないんですよ。それは確実。だから前回も思ったけれど、ライヴで見るものじゃないです。フルフルが作るああいう意識の遠のくようなのは、私にとっては、部屋でぼんぼんとかけながら気持ちの良い昼寝をするための音楽です。後半もうダメだと観念して柵につっぷしてましたが、逆にあのダルダルでドロドロな空気も寝る為だと開き直ればとても気持ち良い。ホント。あのまったり感が素で気持ちイイと感じるようになったらそらもう気持ちイイんだろうな。
ライヴというよりは・・・なんなのかなこれは・・・。わかんなかったです。メンバーに「パフォーマー」がいるあたりでもう。ダイナちゃんのチベット舞踊。予備知識なしで見た人にとっちゃものすごい衝撃的な映像だろうなぁ。視覚的にはめちゃくちゃ新鮮だわ。マイクスタンドがなんだか今までに見たことも無いようなものすごいオブジェと化していたし、照明が自作って凄いぞ。確実にヴィジュとかなんとかそういうお決まりのちまちましたジャンルでは決してない。なんだかいいんだか悪いんだかわかんないです。少なくとも新しい世界です。あのね、ヌーキキの活動については凄く好き。アートワークもキャラも音楽もセンスあるし。やりたい表現活動を心からやってます。そこに金とか人気取りとかの意地汚い思考はないです。私が言っても説得力ないのでオフィシャルに遊びに行くべし。
それにしてもダイナちゃん凄い人気だと思った。笛吹き踊り子がベース弾いてた。
ナマイキなことに、東名トライブ初のアンコールが!すごいぜヌーキキ!アンコールなのにまた起承転結の無い曲だったのがもう勘弁だぜ苦笑って感じよっ。Full氏がdeadmanについて、「楽屋にタバコが置いてあるのに自分達がいる間は一切吸わない礼儀正しいバンドです。そんな訳でウチは禁煙です」と変な褒め方をしていました。善徳(Waive:2002.5.31LIVE参照)より禁煙について説得力があるとか思いました。うん。できればフルフルのおしゃべり面白いからもっと喋って欲しかったんだけど・・・。まぁいいや。それなのにさ、ファンつーのはさぁ・・・タバコ吸っちゃいけないわけじゃないけどさぁ・・・ちょっとくらい他人に気を使ってさぁ・・・。

【SET LIST】三曲目くらいに「秋桜の死する頃」でZULLとダイナのコーラス怖かったなくらいしか・・・。


【edit 2002.9.27】【2003.3.25正式曲名追記】

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