Intarscope vol.4

ナイトメア/baroque/JILS/Blast

2002.02.22
エレクトリック・レディ・ランド






どうですかこの豪華絢爛なメンツ。なんだかようわからん仙台バンドナイトメアはとりあえず置いといて、JILS・バロック・Blast共に音源チェックはバッチリしていたので、お目当てはこの3バンドです。「何見にきましたか?」の質問で困り果てるくらい3バンドとも見てみたかったの。ELLっていうハコも見やすくて好きだし。後ろの方でまったりまったりと見ていましたけれど、なかなか盛況でギッチリ客詰まってました。自分的にはナイトメア→Blast→バロック→JILSくらいの順番ででてくるんじゃないかなぁとか思ってたんですけれど思いっきり読みが外れてましたね。ちょっと悔しい・・・



■ナイトメア
 ディルディルディル。「ディルだね」。最近のバンドはどれもこれも皆ディルに見えて困りますという話。しかも・・・タイプ的に京×京×Toshiya×Toshiya×Toshiyaっていう、とんでもない組み合わせなバンドだわ。ステージに京が二人いるっつーのはなかなか笑えて良いねこりゃ。ヴォーカル黄泉君が可愛らしかったですね。小学生の入学式みたいで。歌わなかったら女のコと間違えるくらいカワイイ。ちっこいし。上手ギター柩は京がギター持ってます的な。もうそれだけで笑えるというか。んでもってドラムと下手のお二方が皆さんとっても素敵な体型なんですね。ヴィジュアル系男子達の細くてぺらっとした体型にはこりゃもうドキドキっす。ベース肌見せすぎやっちゅーねん。ライヴというより美少年鑑賞会のようです。そんでもって学芸会。ドラムさんが叩くのに精一杯です、ってな感じで動きがやけにカタいの。音は別に悪くは無いのだけれど。皆さん暴れまくりでした。初々しいです。ホント、非常に若々しい。ほほえましくなっちゃいますわ。やった曲とかは全然覚えて無いんですけれど。叫んでたねぇ、位で。個性ゼロだけど、メンバーが若くてキレイなので、いいんじゃないですか?


■バロック
 なんかねー・・・。うーん、ちょっと。現在人気急上昇中のバロさんなんですけれど。人気あるからには何かしら素晴らしいオーラがステージから匂い立ってくるくらいのことを期待してもいいかな?くらいで行ったんですけれど、なんだかね。あれ、そこまで言われてるほどかと言われたら、特に突出したところもなく普通のちっぽけなバンドじゃん?みたいな。今イチだったのは今日だけですかね?名古屋の空気にのまれたか、痛い客にのまれたかって感じで。トラブル続きだし、声も出て無いし、楽器もガタガタだし、ライヴならではのインパクトも伝わってこないし、MCはテンパッてるし、もうなんだかとっても切なかったですな。ガタガタなのは多分メンバーさんも十分感じていた事だと思うんですが、「今日は調子が出ないんだよ」とか、ステージ見せて金取ってる癖に言い訳すんなー!とか思ったり。いや好きだけど悪い時に悪いって素直に言えるのは。でもなんかなぁ。初回でこれ見せられた客はなぁ・・・
上手にデュールの雅みたいなのがおりましてね、アクション派手で、彼は綺麗だしステージ映えするパフォーマンスで素敵でしてね。彼だけでしたかねマトモなのは。フロントはあたふたしてるし下手は半ギレ状態でしたがな。ナイトメアのが可愛かったし。雑誌とか見るとかぁいい人達なのになー・・・
でも人気だけはめさめさあったので私はちょっとむぅーと思った。ステージより営業の方が上手いってどんなんやねん。あー。出待ちへのサービス良過ぎるねーん。イマドキのコ達なんだわ!!麺だ麺!っていうかアイドル!ヴィジュアイドル!
変な客居ない時に・・・うーん、デフォルトのコンディションでもう一回見たいモノです、見られないかもしれませんが。リキッドルームのワンマンがぴあで瞬殺するくらいの大人気だから。ケッ・・・だまされないぞぅ(気合)
相方はいたく気に入ったようです。さすが歌謡曲好きなだけあるっつーかー


■JILS
 幸也は好きです。どのように好きかというと、食べ物に例えたら、チーズとか、納豆とか、ドリアン。そんなようなモノで、ハマったらとことんハマるけど、嫌いになったら一生食えない・・・みたいな、こう濃いが故の好き嫌いの境目の危うい魅力が虜にさせる・・・みたいな。隣のじょご嬢はかなりの拒絶反応を示しておりましたが私は不幸なことにやっぱり幸也が好きでした・・・。そうMCがアイタタでもデブでもデカくてもアゴ無くても!キャリア長いだけあってキメるところはガッツリキメてくるんだよ。何をどうするとカッコイイ、どうすれば欠点をカバーできる、どうするとオーディエンスの心をくすぐる、なんてところをやり過ぎなまでに理解してるヴィジュアル系としてのプロなんだよ!ヴィジュ系ヴォーカリスト『職人』だから!その思いっきりまんがちっくなベタさがイヤな感じかもしれないけれど。(だからいつまでたってもインディーズお局状態なんだヨ)
・・・なんて、熱く幸也論を語ってみる。 いやはや、やはりあのベタさの生の迫力には感動しました。あれが幸也キックをしたひとかぁ〜♪なんてウキウキしながら見てましたね。
新生JILS。プロフィールを見るからに、今までツインギターでしか弾いた事無いギタリストに、今まで人前でベースを弾いた事の無いベーシストに、つい最近までヴォーカリストだったドラマーに、と、とんでもない人材を集めてスタートしてしまっただけにかなりテク的にしょぼしょぼなのかなぁと心配してましたけれどいやはや良かったです。ざっくり荒削りだけれど勢いのあるバキバキのバンドサウンドでホントかっこよかったです。なんていうかでも結局幸也幸也幸也幸也幸也てんこもりなんですけれど。あー、いいねぇこういう歌モノバンドは。フロアも平和だしほのぼのとして気楽でいいや。
「イベントに呼んでくれたex.keinの玲央君が好きだといってくれたxxxBLUE」を披露。哀しみが 君だけを…Blueに変えて...D≒SIREだ。ニヤリ。
玲央の名前が出てきた事にビビる私。あぁ玲央君も早く音楽に帰って来て下さーい。
赤い花にて、確か・・・俊介(G.)がマイクスタンドにネックを引っ掛けて、スタンドを倒しそうになりあたふたしているところを見ていた幸也が、歌いながら笑いまくり、俊介のドタマを引っぱたくというちょっとしたほほえましー出来事が遭ったりなどして、素敵ですねいいですねああいう素っぽいところを見せてくれると嬉しいですね。


■Blast
 なんだかものすごく客減ってますが!Blastがトリだってことにちょっとびっくり。そりゃ客、残らんだろ・・・。Lamiel効果かしら。私は空いてる方が好きですが。
10年前にタイムスリップしたかのような維那。そのまま“十字架の戯れ”とか歌い出しそうなほどの清春っぷりでした。そのスーツ、どこで買ってるんだ!楽曲は、どちらかというとSadsの方に近いかも。前半はとにかくダルダルでしゃがみこんで鑑賞するくらい。後半はパワフルでした。アメリカンな感じで。
「Blastの曲はタテにノルと楽しい。これにはいいところが三つあって、ひとつは、お金を払った気分になる。ふたつめには、一時的なダイエットになる。みっつめには、とても盛りあがっているように見える」
MCで直球でノリ方を指定してくるあたり凄いです。これで案外客もノせられてタテでノっちゃうからおもしろいわこの人。
ドラムの響が正式加入となったことを発表。kein・Lamielがバラけたときにドラム左遷とか散々ネタにしてたことを今更申し訳無く思ったりしてしまう私。ハハハハハ
相方曰く、「キリトコスして黒夢のコピーをしているジャンヌヤス」。
うーん・・・決め手が無い?何か、悪くはないけど面白く無いのね。ヤロー臭くて私にはビミョーでした。これって合うか合わないかの趣味の問題だよねきっと。清春好きにはきっとピッタリ★ もうちょっとグラマラスさがあるとINかなぁとか思うのですけれど。このままフツーに好きな人に愛されるようにがんばって下さいとか思いつつ。


こんな感じで。結局JILSが一番楽しかった。Blastとバロックが案外たいしたことなかったのがちょっと残念かなぁと。
相方は歌謡曲調のバロックがお気にいりの様子。JILSは「デブ!」連呼で非常に幸也タンを嫌がってました。酷いや。
ファン層のバラバラさも結構笑えて面白かったです。イベントもこれくらいのボリュームだと楽しいねえ。



【SET LIST】(例によって自信無しです。参考程度に)

  • ナイトメア:全て謎
  • バロック:tight・独楽・あなくろフィルム・Mと積み木遊び etc...
  • JILS:MY DEAR・SOLVED・TODAY・せつないうた・xxxBLUE・赤い花
  • Blast:ディストーション・Shade of Phantom・Metamorphose・CRY☆BABY・Violet color's・Saddy(CHILD PLAYもやったかしら?)



同行者■相方じょご様


【Update:2002.02.23】

TOPページを開きます