Vol.7
貴方LIVEに何持ってくのさ?

これで貴方も忘れ物知らずだネッ!!
■チケット
無いと話になりません。玄関を出る時にチケットの事を思い返す習慣をつけると吉。先日遂にチケットを忘れてしまって当日券で入った。ヘコんだ。
予約して当日引き換えれば良いだけの話と主張するインディーズ娘なら、その場で思い出すだけで良いです。こういう娘こそいざとなると予約したバンドがどこだったかすら忘れるのよホホホホ。


■携帯電話
独りで行って帰ってくる分には絶対に必要なものではありませんが、チケットを他人が持っている場合など連絡の付けようが無い。したがってチケットを忘れた事にほぼ均しい大失態。電池が切れてるのも同罪です。遠征の場合は充電器も忘れず持て。ライヴの持ち物というより、携帯くらい携帯しろという、現代人の常識ですね。
ただライヴ中に使う奴は基本的にお仕置きです。携帯の電波で機材に影響を与えるのだとか。知りませんけど。結構明かりが目立つしね。着メロ鳴らしたりなんかした日には逆ダイかけに走ります。しかしモノも使いようで、物を落としたりしたときなんか暗い会場内の足元を照らしたりできるから案外侮れない。


■財布
まず交通費が出せない時点で気がつくかと思われますが。財布にお金入って無いとか、カード入ってないとか、ザラなのは私だけ?まず物販が買えないし、ライヴ後の飲み食いひとつ出来ないのはどーするんだ。これも現代人の常識かと思いきや、LUNA SEAの終幕の時に思いっきり財布まるごと忘れて、友達銀行に借金を行ないました。関係者各位、スミマセン…。
ライヴハウスなんか、荷物を放置しておくと財布抜かれたりするので、シガレットケースとかの、財布じゃないものに貴重品を入れておくと良いのだとか、なんか聞いたことがあります。しかしめんどくさいからロッカーに入れる。


■筆記用具
アンケート書く為に。書きましょう。メジャーバンドはともかく、インディーズクラスだったら、住所書き殴っておけばダイレクトメールくれるかもしれません。メンバーとの交流の機会です。お年頃の乙女は壁で書いても美しく好感の持てる字を書き連ねる為に、お気に入りの1本をチョイスせよ!
変な所で自己主張をしたかった若き日の私は、一時期ピンクの筆ペンという、まことに奇抜な筆記用具を使用していた。書きにくいからやめた。水性ボールペンが好きだ。


■オペラグラス
別名小さい双眼鏡。遠い席でより楽しむための飛び道具的アイテム。主に大きなハコやホール・アリーナクラスで使用。遠いなら遠いなりに勝手に暴れてる人の場合はっきり言って必要ないです。PIERROTみたいな演出バリバリのバンドだとオペラグラス大活躍ですね。キリトの衣裳メイクから一挙手一投足まで心行くまで鑑賞させて頂きました。ただしバンドマンには「俺をオペラグラスで覗くな!!」とご立腹なされる方も多いので、客席が暗くなっているときにコッソリと…。


■ビニールバッグ
ロッカーの無い小さいハウスで突っ込む場合ですね。ビニールバッグにお手持ちのバッグ、それとコートやジャケット等を突っ込んで端っこに置いておきます。ホールでも冬季には役に立つ。服が汚れるのを防ぐ意味もありますが、これで口をキュっと閉めて縛っておいたりしたら、ドロボウも手を出しにくかろうという思考に基づいた防犯対策。なんとなく私は被服ブランド関係のモノを使用します。それっぽくていいんじゃないですかね?そこのバンドで売ってるのを使ったらわかんなくなりそうな気もするでしょ。帰りはチラシをつっこんで帰ると折らずに持ち帰れて良い。物販大量購入の結果荷物が増えても取り敢えず大丈夫。


■ゴミ袋
ビニールバッグの進化系・野外ライヴ必携「ゴミ袋」。何に使うかって…、地面に敷いて座って良し、荷物を入れて放置して良し、雨が降ってきたら被って良し、終演後ゴミ拾いに勤しんでモラリストなファンを演じ酔いしれるも良し。その場で捨てて帰れる気安さがポイント。ひと粒で5度程美味しい。
夏の野外ライヴは過酷な環境である。日比谷野音・大阪城野音を始め大抵の野外ではカサなど使えない。あまがっぱ・サングラス・日焼け止め・虫除けスプレー・大量の水分も持ちこんでよく備えるべし。


■ペットボトル等。
暴れるとノドが乾く。これ定説。ライヴハウスの満員状態で、脱水で失神とかやらないように補給補給。事前に補給しておくのも良いけれど、余計な汗が出るから嫌なのよね。私は前に突っ込む予定のある日はヒップバッグに入れて持ちこんじゃうね。スポーツドリンクでも良いけど、満員ハウスの前列なんかでうっかりこぼしたら悲惨だぞー、ベタベタでシャレにならないぞー。茶が良いね。それか水。
最近はあまり無いけれど、真夏の野外ライヴなんかで、真昼間から並ぶ必要のある場合だったら、もう1.5リットルのデカイボトル下げて行くくらいの勢いを持ってして正解。そういえば昔マシンガンズのホールで1.5リットルのボトルを振りまわしながら参戦し、ライヴ中に1本飲み干した凄いマシンガーがいた。流石…


■500円玉・100円玉
ドリンク代の必要なライヴハウスにて。入場時ドリンク代を支払うのにモサモサモサモサしている人間は後ろからケツバットを食らわせたくなります。こっちは整理番号かかってて多少なりとも急いでるんだからさー。大抵500円でしょ。どうせ大きなハコならロッカー代も要るんだから初めからまとめてチャリ銭用意しておくのがスマートですね。ドリンクチケットって割とすぐに無くすから、専用の小銭入れでも用意しておいてその中に入れておくとか、良いのでは?今思い付いたんだけど。


■ヒップバッグ
戦うバンギャ必携。スタンディングに突っ込む人間に手荷物などもってのほかだ。手ぶらがベストとは言えど、ロッカーがハコの外にあればチケットやチラシの持ち歩き方に困るし、会場内ロッカーに全部ブチこんでも最低カギは持ち歩かなくちゃならないんだってば。リュックはハッキリ言って周りに迷惑。肩がけの物だと引っ張られて窒息死する可能性も否めない。両手が開き、なおかつスペース的にゆとりのあるオシリ付近にモノを溜めておけるヒップバッグが機能的に一番と考える。ウエストポーチと書くと非常にダサい。
チラシ・アンケートが丸めて入るモノだと尚良い。汗でグチャグチャになり、ついでに携帯が汗で破壊されるようなことがあってはとても悲しくなるので出来れば防水仕様で。中味は…ペットボトル・ハンドタオル・ヘアゴム等・ロッカーの鍵・ドリンクチケット・チケット半券etc…。危険を冒してまで携帯を持っていく理由は、例えば足元を照らしてダイヴで行方不明になった靴を探せるからです。嘘。…電源切れヨ。大抵電波入らないけど。美意識過剰の方は鏡・櫛・化粧品などを持ち歩き暗転した瞬間に化粧直しすると断然乙女ちっくで素敵。
しかしあんまりカッコイイの売ってないしどうせめちゃくちゃになるので適度に見栄えする安物でいいんじゃないかと。あと、ライヴ中勝手に空けられても全く気付かないものですので、防犯対策にはなりません。貴重品はロッカーに。


■Tシャツ
暴れまくりの戦闘モードには必要不可欠の着替えです。汗で冷えると風邪ひくよ、冬場は死ねるよマジで。私は物販で売ってるTシャツに着替えることがあります。と言うか、ああいうお洒落でないものを着て出歩ける気合がライヴ後にしか出ない。大抵サイズもデカイから着替えやすいし。ぱんつはともかくブラまでシケてると、ライヴ後に飲み食いしててもとても切ないから次から持っていこうと思うの。しくしく。


■タオル
Tシャツと同じく戦闘モードの時には必要。うっかりフロアに持ち込むと、使いたい時には既に汗ぐっしょりになっててちょっと悲しいのでロッカー待機で。うっかり他バンドのタオルを持って行かぬよう。
最前取れる場合はタオル持って行って柵に当てておくと押されても安心だとか。ハタから見てあんまり気分良いもんでもないが、柵の変なライヴハウスだったらしのごの言っていられないのも事実。自分の身は自分で守れ。


■メモ帳

こんなのが必需品なのは私だけですが。ライヴ専用ノートです。帰りの電車で、思い付くままにその日にあったことを、つらつらと書き連ねます。私の場合これを元にレポを起こす訳ですが、誰に見られることも考えていない、理性の吹っ飛んだこの生の感想文ノートは、ただのメモにしてはあまりにも愉快です。ライヴ後ハイになって訳わかんないことをつらつら書いてたかと思えば、怒りのあまりに延々と毒垂れ流しているのも、後から見ると生々しくて面白い。ライヴの思い出をその記憶の鮮烈なうちに残しておくと、のちのちにも楽しめて経済的じゃないかと思うのです。皆様も作ってみてはいかが?
私は無印良品のリングノートにボールペンを挿して持ち歩いております。開演前にヒマをもてあましてステージセットの絵を書いている女がいたらそれはきっと私。

さて…こんなもんでどうでしょうか。
次からは、一見ショウモナイが、こんなのも持ってるとより素敵なライヴ・ライフ満喫シリーズ。


■名刺
バンギャルのしきたりですから持ちましょう。原宿に行って作りましょう。「京様狂愛・彼に迷いだしたアノ日から…」って、「狂愛」という文字と、バンドの詞は絶対に入れましょう。だってバンギャルだし。そしていそいそと交換するのだよ!!へたれバンギャな私はプリンター壊れたので最近作ってません。バンギャ失格です。名刺作ってたときは既製品なんてメじゃないくらいの作品を作り上げることに命をかけておりました。とにかく凄い画像を使用してドギモを抜くこと。プリンター直ったらお作りいたしましょうか?「狂哀」って入れてあげます。眞呼様狂哀。狂っても哀。
頂くことはあるので名刺ケースくらいは持っててソンはない。


■ハサミ
銀テープが舞ったり、メンバーの投げたTシャツやタオルの奪い合いになったりした場合、仲良くわけっこするのに便利。ムカつく連中を刺殺することも可能な合法的最終兵器。


■ビニール袋
メンバーの投げたタオル、Tシャツ、オレのバナナ、ネロが生んだタマゴなど、なんだか素で持ち帰るには微妙なモノが取れそうな予感がする日は持ってけ。


■ガムテープ
コスの人、縫製がヤバくて帰りがけに衣裳が崩れていたりしませんか?


■電話帳
身長が無いので電話帳の上で暴れ…


■おてがみ・貢ぎ物
私には縁遠き世界。多分。
ネタだけは良く考える。誰か実行してよ、カワイイバンドマンにエステミックスプレゼント。
エステミックス…コンビニで買えるDHCの値段が可愛く無いサプリ。女性ホルモンが入っているので男性が飲んでもカワイクカワイクカワイクなれるそうです。一般人男性として生きるには危険なシロモノだそうですが是非にチャレンジ求む。だって君たちヴィジュアル系でしょ?カワイイ君になら貢いじゃうヨ★

■おかし
だってつまんないと腹へるんだもん。アンコール待ち、暇だし。300円までとか言わずせいせいと食うが良い。だってつまんないんだから。



  追記項目

   ライヴに持って行ってはいけないモノ。


■録音機材
録音機能付きのMDとか、テープレコーダーとか。当り前ですがビデオカメラもダメ。約束守れない悪いコには幸也キックが飛んできますよ〜。ともかくライヴ中に取り押さえられてワタワタしてる現場に居合わせると気が散ってうっとうしい以外の何物でもない。撮るならせめてバレないようにやれっつーのバカ!なんか録音機材は電波出してるので武道館で撮るとバレるなどという非常にガセっぽい話もあるけれど実際どうなのか教えて。マイナーバンドならテレコ可とかありますが。あとSOPHIAはテレコ可能。太っ腹だ。でもここぞとばかりに撮ってみたけど失敗してた。


■カメラ
カメラ持って入っちゃダメというのはあまりにも有名過ぎる常識。フラッシュ光らせて撮るバカ最低ですね。会場中の人が身も心も凍り付く瞬間よね。フラッシュ光らせてもまず確実にステージまでは届きませんし、ああいう場所ではフラッシュ無しで手ブレしないようにシャッタースピードを遅くして撮るのが正しい…って、全然正しくないっつーの。それでライヴ終わらせた大人気ないバンドもいるでしょ。撮っちゃダメ。テレコと同じように取り押さえ現場はうっとうしい。六本木Y2Kではカメラつき携帯まで没収されるんだよ・・・。ちなみにインスタントカメラの正式名称は「レンズ付きフィルム」であって、カメラじゃないんだ!とかバイト係員にゴネてみてくれるひとはいませんか?


■遠征時のでっかい荷物
主にホールなど座席指定のある時。自分の居場所が無くなり大変窮屈な思いをする。ハウスはハウスでロッカーに入らないし。頑張ってるのに切ないと思う瞬間。


■凶器
安全ピンを始めとする凶器となるようなアクセサリーをつけてライヴハウスに入らないで下さい。懇願。ユビワもリストバンドもアイタタアイタタ…
あと、血糊もダメ。血糊つけたシャツ着て他人に汚染させるヤツ!折角買ったTシャツが真っ赤なんだよどうしてくれるんだ!!
コスしてもいいけどナースキャップ外せ前が見えねぇ!
ぬいぐるみ持ってアピールするな恥ずかしい!!
なんだそのミッキーの手はぁぁああぁ!!!


【2002.5.19 / edit : 2003.7.5】

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