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L'Anniversary~ ラルク・アン・シエルへ十五年の愛をこめて
2006年11月27日
「Pieces」が「あなた」になり
「Shout at the Devil」が「いばらの涙」になり
「瞳の住人」が「叙情詩」になり
「I'm in pain」が「Voice」になりました。
Voice。
もうあたし帰る!Voiceで締まるL'Arc-en-Cielライヴでいいので!
1991年でタイムマシン東京ドーム下車します!
で、黒夢とかラルクとか月海とかアホみたいに通いまくりますのでさようなら2006年!
ああああああVoice。
ああ、Voice。たまらん。Duneたまらん。美しい手扇子がたまらん。
ああ。
白くてひらひらが遠くで動いてるのを見てやっぱり興奮。大興奮。
気が触れる白くてひらひら万歳。できればhydeには一生白くてひらひらでいて欲しい。
もういいじゃん白くてひらひらが何より誰より似合うよ。
もし白くてひらひらでポニーテールだったら亡くなってた。
White Feathersがキレイだった。
櫻澤のドラムは櫻澤が叩くのが本来の曲のカタチだな、と思って
でもそれでも、ユキーロがツタツタと叩く、上滑りの
その一風変わったWhite Feathersもキレイだなぁって思った。
ああーキレイだー。トリハダがたつんだ。
それは、籠の鳥を眺め、空に焦がれて、窓から飛び降りる、大地に縛られたヒトのお話。
真っ白で眩しい。
長い間あれこれ聴いてきて
結局あたしTierraっていうアルバムを越える何かを見つけてないんじゃないか。
あー・・・
私は、ラルクって、ライヴはやっつけ仕事なんだとずっと思ってた。
100%完全に音源バンドで、ライヴで音源を超えたとか思った事ほっとんどなかったわ。
そういうの良くわかんないころから行ってたけど。
他のバンドもいろいろ行くうちにそれも理解してきて、ラルクって全然心こもってないライヴするんだなぁ、って、しょっちゅう思ってたのねぇ。心を伝えようとかそう言うの感じられなかった。生で観客に何かを伝えたいという情熱、じゃない。楽しませなければという義務感。
それでも、それはそれで、与える愛情たっぷりで見てたからやっぱり楽しかったんだと思うんだけど。
でも最近は腰が重かったわ。
チケット8000円でドームだし遠いし音はアレだし、正直、昨日なんて前日まで行く気殆ど無かったよ。
あんまり期待して無くって、でもリクエスト結果を見て案外マニアックだなぁって思って、突然余ってるチケットを探して結局行っちゃったけど。White Feathersが3位ってなんだこれ行かなきゃ。Dune聞かなきゃ。
でもねぇ
私ねぇ、今日、最後に歌った「虹」ではじめて思ったよ。
hydeは心こめて歌ってたなって思った。
だから感動してトリハダになった。
純粋に、ああ、いい歌、歌ってるって思った。
少なくともhydeには仕事だから・・・っていう
やっつけじゃないもの、余裕が、客がどうのこうのじゃなくて、
自分が楽しもう自分を吐き出そうって気持ちも見えた。
自己表現って、多分それは若さやるもんで、それは音楽を仕事としてスレてくうちに
次第に漸減してくもんだと思ってたんだけど。
さすが子持ちになると違うわな。タブーも無くなるもんだ。
復活した。復活したって言うのは要するにさ、
昔作った曲にはそういうのあったんだわ。何かに追われて餓えてる気持ちが。
「最近、歌う事が好きになってきた」
誰のためでもない自分のために歌える。
それなのに、彼は今でも後ろ手にナイフを構えた美意識の中に住んでる。
夏の憂鬱[time to say good-bye]の大ラスで思った。
歌ってる。
そして眠りを失した そして貴方を失した
そしてつばさを失した そしてひかりを失した
すべて愛していたのに すべて壊れてしまった
あヽ何を信じて歩けばいいの?
その脆くて尖がってるL'Arc-en-Cielが好きだったのね。
なくしたなくした言いながら、別に何も失してないような歌い方してたりしたら、私は聞き流してたんだと思うんだけど。
Linkのまったり空気も結構好きなんだー。風船が弾ける瞬間の微笑ましい気持ちとか。
叙情詩よかったー。あなた歌ったー。
全国ツアーが組まれてしまいました。しかもホールクラスで。
大宮ソニックシティってあーた。
えーどうしようー返り咲いちゃったらー
私もうこれ以上バンド養えないですー。
ラルク重いですー
ラルク貧乏こと「ラル貧」って言葉があったことを、約6年振りくらいに思い出した。
結局、ドームなんて音はてんでよろしくないし
シロートさん向けにやたらヴォーカルとシンセだけでっかくて楽器の音ぜんぜん聞こえないしで、
魅力半減なところは大いにあり、一日目はそれを結構気にしてた。I'm in painでぶっこわれるまでずっと気になってた。
なんでドームなんだろ、バカ、とか思ってさ。
おてつ様のメロメロなベースに酔いたいよねぇ。
北村様のメロメロなギターに酔いたいよねぇ。
ホールどっか行けるといいんだけどー。
ファンクラブまた入っちゃうか・・・?
沖縄いこーか。沖縄。真夏価格だけど。
しかし
ラルク・・・ 返り咲いたら、重すぎる・・・。
時間と金があっというまに吸い取られる・・・。
しかしまたあれこれ手間ヒマ金かけた挙句ビジネスライクなライヴに戻っちゃったらどーしようね。
そういう可能性もね。でっかいからね。REALツアーの二の舞になりたくないからね。
ラルクは長期ツアーを組むと大抵後半は雑だもん。
でも、各自ソロでツアー組んでるから慣れたんじゃなかろうか、と言われてたので
そうか、と思って、まぁこう悩もうかと思う。
いつか、本物の「風の行方」を聴きたい。
L'Arc~en~Ciel 15th L'Anniversary Live
TOKYO DOME2006.11.26(sun)OPEN15:00/START17:00
TICKET:10.28(sat)ON SALE
S:¥8,000(tax in)
PREMIUM SEAT:¥50,000(tax in)
1.the Fourth Avenue Cafe
2.Caress of Venus
3.Vivid Colors
4.Lies and Truth
5.夏の憂鬱[time to say good-bye]
6.All Dead
7.White Feathers
8.trick
9.HONEY
10.STAY AWAY
11.metropolis
12.winter fall
13.あなた
14.NEO UNIVERS
15.メドレー
HEAVEN'S DRIVE
DIVE TO BLUE
LOVE FLIES
花葬
finale
浸食-lose control-
Anemone
flower
snow drop
HEAVEN'S DRIVE
16.Driver's High
17.いばらの涙
18.Dune
19.Voice
20.NEW WORLD
21.自由への招待
22.叙情詞
23.Killing me
24.READY STEADY GO
25.Link
26.新曲
27.虹
Posted:藤汰ゆき(仮) : 2006年11月27日 03:10
Comment
おおおおーーーーい
えーーーー
なに!
・・・
なんでもちょっと早く読んでなかったんだろうねーさんの日記・・・
白くてひらひら・・・
ひらひら・・・?
White FeathersにVoice・・・
隠居生活やめようかしらん
Posted: めけこの行方 : 2006年11月27日 21:30
Tierraが売れていたら、NKが埋まっていたら、
その後のラルクはどうなっていただろう?そんなifが頭をよぎります。
Heavenly発売同時tourのファイナルNHKホールでは演奏していた「風の行方」が
その後の初武道館では抜かれてた事実。ラルクも変わっていくのかな?
そう思った事は覚えてる。
青年館も渋公×2も件のNHKもどれもが映像作品化されてないのは
大いなる損失としか思えないのです。
もう一度Tierraを聴く。異常なアルバムだと思う。
大地に繋がれ、空を見上げる事しかできない私の話。
その後、彼=全てを殺したいと願う歌、過去の情景、彼方を待っていた時間
時間と共に曇り行く風景・彼方への想い、自己との対話
現実逃避・「このまま眠っていたほうがいいんだ!」、
完全な別離、瞳の中だけに残る記憶、
「White Feathers」甘美で絶対の絶望。
アルバム全部の歌詞をひっくり返しても、希望・未来を感じる言葉が無い。
すげぇ
楽曲的にもレゲエ=「Wind Of Gold」、ボサノヴァ=「眠りによせて」の咀嚼の仕方が
ちょっとどうかしてる。
そもそもいきなりの一音目から、ベースの高フレットアルペジオなんて
そんな音楽、聞いた事なかったよ。
White Feathersって一年ぐらいの間、未完成のままライブで演奏してたんだよね、
私が聴いたのは完成後だったので、どのように未完だったか知らないのだけれど。
ずっとこんな真っ白な絶望ソングだったのか、それだけ気になります。
気が付けば10年も軽く過ぎてしまった。
こんなにも高貴で孤高なアルバムはないです。
Posted: 下町三代目 : 2006年11月27日 23:04
あー風の行方は聞きたいねえ。
白くてひらひら…ドームじゃなきゃ行ったんだけれどなあ。
なんかみんな揃ってよかったっていってて行きゃよかったかもと時の経過に伴い後悔が…。
Posted: みみみみみ : 2006年11月28日 14:23
めけこにメールしようとして「きっときてるはずだし」とか思ってやめた自分をも呪うよ・・・。
チケット余っててん・・・。もし何かに当たるとしたら、あたしの携帯こわしていいよ。もっさりで触る気にもならないんだよ。ライヴ行き過ぎで機種変する金ないよ。
ドームじゃなきゃ行ったとか言う子はダメェ~。白くてひらひらは東京ドームをも凌駕するのだ、これもう、白くてひらひらコミュとか、白くてひらひら教とか作ったほうがいいかもしれん。超よかたよー、またなんかあったら行こうねぇウフウフ。
Posted: きーりゅたす : 2006年12月03日 05:55
下町三代目さん→
ああ的確なTierra表現有り難うございます。そうそう、これ、シリーズTierraはズバぬけてると思う。
クドいですけどほんとにこれ以上趣味にストレートにハマった作品は見当たらないかと思いますわ。むしろこれがベースなのかも。
音の一つ一つも詞世界もテーマも完璧なんですねぇ。時間の流れと空間と景色を「感じさせる。」
まぁだから、「昔は良かったなんて言わないで」とか言われても、
いや、言うし、Tierraいいし、おがわのばか、みたいな。
で、そして「昔」を肯定してくれるL'Arc-en-Cielに涙する、と。
できれば、大阪ドームのしなびた金髪ハイド映像じゃなくて、リベンジとかナントカDUNE出して来いよとかノスタルジーの予感売れよ白くてふわふわとか色々思いますが、自らの作った禁忌を侵し続けるラルクさんなのでそのうち売るかと思います手っ取り早くTOUCH OF DUNE再販希望。あれはあんまりあれだけど、うん。白くてふわふわだし。いっぱい映像出るといいな。カーニバルのラストってカメラ入ってたんじゃなかったでしたっけ?
・・・うん、売れなかったら、どうなってたかな、って今、思いました。私が最近好きなバンドが売れないからですけど。「売れる」というのは、妥協とか、じゃないけど変質をもたらすものなんだよなぁ、どんな音楽でも。それでも売れる方向に行ってくれたことは有り難く思うけど。メリゴみたいになってなくて良かったけど、みたいな。
Posted: きーりゅたす : 2006年12月03日 06:34